Grape Fairies'blog ぶどう農家の一年

ぶどう農家の通年作業を綴るブログです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

ぶどう棚新設工事 セルフ工事編

施工業者による新設工事も無事に終了しましたので、ここからは自らの手で新設工事を行います。 横線の上に縦線を張るので、全ての側面周囲柱の取り付けと横線張りを先に行っていきます。 周囲柱と棚線の配列は元々の棚に合わせますので、元の周囲柱を除去し…

ぶどう棚新設工事 その2

本日ぶどう棚の新設工事2日目で、終了予定日です。 今日は周囲線を張る為、4人の作業員さんが来てくれました。 前回の引き続きで、仮固定していた隅柱にアンカー線を仮止めします。 各隅柱にネックダブルクリップを引っ掛けていきます。 周囲線用ワイヤーヨ…

ぶどう棚新設工事スタート

やっとぶどう棚の新設工事が、本日スタートしました。 今回の発注内容は、全アンカーの打ち込み・隅柱起こし・周囲線張り・周囲線が緩まないよう最低限の周囲柱起こしです。 残りは自分で行います。 圃場3 面積は6畝です。 あっさりと2日で終わるみたいです…

休眠期

朝晩の冷え込みも厳しくなり、いよいよ冬本番となってきました。 私の圃場のぶどうの木も葉っぱが全て枯れ落ち、しばしの冬眠に入りました。 ぶどう棚の新設工事もようやく決まり、いよいよ明後日からスタートします。 落ち葉も全て回収し終わり、綺麗に片付…

苗木の仮植え

昨日JAに注文していたぶどうの苗木(クイーンニーナ2本とマスカットオブアレキサンドリア1本)が届いたので、早速圃場の隅に仮植えしました。 2月下旬に定植予定ですので、それまでしばし冬眠です。 苗木には接ぎ木と挿し木がありますが、必ずウィルスフリーの…

周囲柱と中支柱 その2 防錆処理

依然としてぶどう棚の新設工事の日程が決まりませんが、支柱の加工作成に引き続き防錆処理を行っていきます。 土の中は結構酸性でおまけに水分が多い為、地上より錆びが発生しやすいと思われます。 そこで少しでも耐久性を高める為、地中に入る部分を防錆処…

仮剪定後の処理

一昨日の夜に雨が降り、昨日は曇っていたので明日の午後まで乾燥させて焼く予定でしたが、今朝お隣さんに、今日トラクターで耕すから焼いてくれいと言われましたので(お隣さんの田んぼで焼かせてもらっています)、急遽仮剪定した枝を燃やす事にしました。 い…

周囲柱と中支柱の作成

昨晩の雨で今日は焼き作業が出来ないので、ぶどう棚の新設で使用する支柱の作成をしました。 本来は専用の支柱があるのですが、市販の単管パイプを使用すれば、コストを半分に抑える事が出来ます。 隅柱4本は専用品を使用します。 周囲柱用の単管パイプ48.6Φ…

落ち葉処理

本日より落ち葉処理と雑草の焼き作業を始めました、 エンジンブロアで落ち葉を寄せ集めて、集草袋に回収しました。 集めきれなかった落ち葉と雑草を灯油式草焼きバーナーで焼いていきます。 予熱中です。 これが毎回結構面倒です。 昨年は棚の補修で忙しく、…

新しい打ち込み井戸と仮剪定

古いぶどう棚の解体と撤去が終了しましたので、本日は成木の今年の結果枝の仮剪定と、1.2年生の先端の伸ばした副梢の切除を行いました。 本来ならば葉が全て落ちてから行うのですが、棚の新設工事が始まると忙しくなるので、手が空いている今のうちに行うこ…

ぶどう棚の解体

圃場3のぶどう棚を新設する為、棚の解体を11月11日から始めました。 八割がた作業が進んだので、この辺で記事にしておきたいと思います。 11月いっぱいかかるかと予想していましたが、どうやらあと2〜3日で終わりそうです。 まずは、ボロボロ錆び錆びのトン…

新植準備

昨日ようやく成木3本・1年生8本・2年生21本の土作りが終了しました。 雨などで少し遅れたりしましたが、何とか目標通り作業日数約20日、10月中に終わらせる事が出来て一安心です。 ちょっと一休みしたい所ですが、ついでに来春の新植準備も一気にやってし…

中支柱の交換

昨日の雨で、土壌が泥濘んでいる為本日は土作り作業を小休止して、今回の土作りで折ってしまった中支柱の交換をする事にしました。 こんな泥濘んだ日に圃場に入るのは、憚られますが(耕転した土が長靴の底にこびり付いて、まるで大量のウン○コの上を歩いてい…

アンカー線の張替え

昨日からの雨で土壌が泥濘んでいるので、昨日と今日は土作り作業をストップし、先日緩んでしまったアンカー線1本を張替える事にしました。 当園の土は粘土質で、只でさえ掘り返すとゴロゴロのブロックのようになってしまうのに、泥濘んでしまうと一層酷くな…

土作り育成若木編

前回成木の土作りをお伝えしましたが、今回は1・2年生の育成若木編です。 成木は部分深耕なのでサクサクっと済んでしまいますが、若木はぐるりと木の周りをお堀のように土を掘り出しますので、結構時間がかかります。 これをシャベルで手作業する事を想像す…

秋のお仕事、土作り開始

10月4日 ここ2、3日天気が悪かった為少しずれ込みましたが、本日より秋のお仕事土作りを始める事にしました。 ぶどうは根を張った木で通年そこに存在する為、野菜を作る時のように耕運機で広範囲を耕す事が出来ません。(根を沢山切ってしまう為木を弱らせて…

ぶどう棚の補修・トンネルメッシュ取り付け

全国のぶどう農家さんにとって、果樹棚の老朽化は避けられない悩みの種ですよね。 棚の補修や新設はプロにお願いすると、非常に高く付くものです。 私の圃場の棚も、言わずもがなかなり老朽化が進んでおり、アンカーが浮いてきてアンカー線はゆるゆる、棚線(…

施肥について

9月27日 今回は施肥(肥やり)についてです。 ぶどうは野菜と違いあまり多くの肥料を必要としません(やり過ぎると逆に、枝葉の勢いばかり強くなり、果実の品質は低下します)。 なので、肥料を与えるタイミングは基本的に礼肥と基肥の年に2回だけです。 施肥量…

予防(農薬散布)について

本日はシーズン最終の予防を実施しました。 農家では農薬散布の事を、予防又は防除と呼びます。 農薬と聞くと消費者の方々からすれば、少し嫌な話題では無いでしょうか? カッコ良く無農薬栽培といきたいところですが、前にも書いたようにぶどうは病害虫に非…

一昨年の西日本豪雨災害

今年は大した自然災害も無く(お盆に台風が直撃しましたが、殆ど被害は有りませんでした)無事にシーズンを終える事が出来そうです。 一昨年はニュースなどで報道されていましたように、広島県や隣町の倉敷市真備町が甚大な被害を受けました。 報道はされてい…

収穫後の作業

収穫出荷も終わり一息つきたいところですが、退屈が嫌いな私は早速作業を始めます。 まずは残りのビニールテントを除去し、伸び放題の副梢の切除と絡みついた巻き蔓の撤去を行いました。 ぶどうには副梢と言う物があり、新梢(房を付けるメインの枝)の葉っぱ…

お彼岸商戦

9月20日 いよいよお彼岸商戦スタートです。 当園のぶどうも残り僅かとなりましたので、ここで売り切ってしまいたいと思います。 ここ2〜3日朝晩の気温が。急に下がってきたように思います。 特に今朝は冷えますね。 と、言う訳でまだ薄暗い早朝5時半に収穫を…

潅水について

お彼岸も過ぎて、漸く暑さも緩んできたような気がしますね。 私は寒いのが、極端に苦手な為早くも次にやって来る寒さに怯える今日この頃です。 気持ちの良い時期はホント一瞬ですねえ。 本日は潅水についてです。 ぶどうは元々乾燥地帯の植物ですので、あま…

除草

9月17日 相変わらず暑い日が続きますね。 炎天下の作業には厳しい日が続いてます。 まあ緑が豊かなんで、大阪よりは気分的にも幾分ましなような気がしますが。 本日は除草の様子をご紹介します。 ぶどうは株元20cmに雑草を生やさなければ、もしくは腰の高さ…

ピオーネの伐採

9月14日 直売所に出荷後、収穫を終えたピオーネを伐採する事にしました。 樹齢推定17年の古い木なんで、もう良いぶどうが出来ませんし、近くに新植したシャインマスカットの樹冠拡大の妨げになる為です。 暑いですが、サクサク作業を進めて行きたいと思いま…

直売所の風景

9月14日 先週に大阪での注文分の配達も無事終わり、ぶどうがかなり減ってきましたので、暫く直売所に出荷していなかったのですが、もうすぐお彼岸と言う事も有り、小手調べに少し出してみる事にしました。 と言う事で、本日は矢掛町の直売所を紹介してみたい…

水車の里フルーツトピア

今日は私の研修先だった水車の里フルーツトピアの紹介です。 私は今年の7月まで2年間この施設で、ぶどう作りを勉強させて頂きました。 大変お世話になりましたと言う事で宣伝です。 矢掛GrapeTopiaはここから無断で拝借致しました(笑笑)。 矢掛町にある観光…

簡易被覆ビニールテント撤去

9月12日 本日は雨よけのビニールテント撤去作業です。 ここ数日の残暑に比べると、今日は少し涼しくて作業もはかどります。 ぶどうは雨に打たれると病気にかかる為、春になって芽が出る前にビニールを張ります。 これのおかげでシーズン中は雨の日も作業が出…

査定会

9月11日にロザリオビアンコとベリーAの査定会が行われました。 生産者の方々、農協の査定員、市場の担当者、農業普及所の指導員で今年の出来栄えを査定します。 農協出荷では見栄えにより、上から赤秀・青秀・優・良・外の5段階で評価され、当然せりでの金額…

矢掛GrapeTopia お客様向けブログ開設致しました。

本年は当園の葡萄を御購入頂き誠にありがとうござました。 多くのお客様にご支援頂き、今年の生産分は無事に一房のロスを出す事も無く完売となりました。 心より感謝申し上げます。 当園では、お客様に安心してお召し上がり頂けるように、当園での葡萄作りの…