アンカー線の張替え
昨日からの雨で土壌が泥濘んでいるので、昨日と今日は土作り作業をストップし、先日緩んでしまったアンカー線1本を張替える事にしました。
当園の土は粘土質で、只でさえ掘り返すとゴロゴロのブロックのようになってしまうのに、泥濘んでしまうと一層酷くなります。
なので昨日と今日は久しぶりに休みにしました。
使用する工具はこの3点です。
上からワイヤーカッター、マイナスドライバー、ハルーです。
ハルーは番線を張る工具で正式名はラチェットプーラーですが、通称ハルー(張るー、そのままですね)で検索すると見つかります。
500kgタイプです。
両端に通称カムラー(噛むらー、これもそのままですね)が装着されているタイプです。
10番の半鋼線を使用します。
昨冬にメッシュ線を張替えた時に出た半端分を使用します。
通常縦線、横線、アンカー線、メッシュ線は10番を誘引線は12番を使用します。
半鋼線は、なまし線(通常の針金)に比べてビックリするくらい硬いです。
その分強度も高く、錆びや腐食にも強いです。
値段はその分なまし線の3倍くらいしますが・・・😂。
とても硬いので扱いづらく思われがちですが、実際使用してみると、なまし線のように絡まったりする事も無く(荷姿が50kgをリング状に巻いた状態なので、数十メートルとかを一人で解いていくと、なまし線では必ず絡まったり変形したりします)、少々の力がかかっても変形したりしないので、以外と扱い易いものです。
先ずは、古いアンカー線を外します。
上部は周囲線と周囲柱に巻き付いているので解き、下部はアンカーをくぐっているだけなのでカットして外します。
新しい番線を元の通り通して周囲柱に巻き付け、端を周囲線に巻き付けて固定します。
長さをギリギリにしたので、かなり巻き付けにくいです。
少し余裕をもって長めにした方が巻き易いと思いますが、いつもケチってギリギリにしてしまいます。
貧乏性でいけませんねえ。
もう一方の端をアンカーに内側から通します。
カムラーのハルー側を、巻き付けたアンカー線のなるべく上の方に挟んで、ワイヤー側をもう一方のアンカーに潜らせた番線の端に挟みます。
ハルーの切り替えレバーを巻き側にして、操作レバーで締め込んで行きます。
棚線や反対側のアンカー線の張り具合を見ながら締め過ぎず、緩過ぎずで。
偶にカムラーが外れたり、なまし線だと切れたりして、ハルーが頭上に落ちてきたりする事があるので要注意です。
当たるとかなり痛いです。
アンカーに通した所が滑らずに、外側ばかりが締まる事があるので、ドライバー等でこじって滑らせながら張ります。
良い具合に張れたら、アンカー側の内側と外側の間にドライバーを入れて捻って固定して行きます。
ある程度捻ったらドライバーを抜き、ハルーの切り替えレバーを戻すに切り替えて、操作レバーでハルーのテンションを解きます。
半鋼線は硬く、クセが付きにくいので捻りが戻って緩む場合があるので、端を緩まないように巻き付けて固定します。
最後にもう一度張り具合を確認して完了です。
以前、ビニール除去の折に記事にしていたオーロラブラックの2番成り(遅れて出来てきた房)です。
流石に粒は大きくなりませんが、少し色が付いてきました。
試食してみましたが、酸っぱくて食べれたものでは有りませんでした。
果たしてどうなる事やら・・・。