ぶどう棚解体 ④
成木の有る4列分を残し、側線を全て取り外しましたので、引き続き幹線を取り外す為の準備作業をして行きます。
この圃場には、成木が3本と育成若木が10本、計13本のぶどうの木が有りますので、その木の処理をどうするか?、問題ですねー。
後、スプリンクラーも有りますので、この処理も・・・。
育成若木は、圃場③の建て替え工事の時と同じく、樹冠周りの中支柱と幹線を残せば何とか支える事が出来ると思いますが、問題は成木です。
無い知恵を絞り出し、成木の4列は、新設時に新しい周囲柱を建てるその日ぎりぎりまで周囲柱ごと残してみる事にしました。
この方法で、果たして持ち堪える事が出来るかどうかは???ですが、物は試しと言いますので・・・。
問題の成木部4列です。
引き下げ線は、1本を真下に引いていますので、周囲線を取り外すと木の重みで、恐らく崩れる事かと思われます。
左右両隣のアンカーに、斜めに2本の引き下げ線を追加し、1列につき片側3本の引き下げ線で、幹線(縦)と周囲柱を保持して見ようと思います。
浅はかな考えかも知れませんが、これで周囲柱が左右にブレるのを多少抑えられるかと・・・、果たして上手く事は運ぶでしょうか?
周囲柱と1本の引き下げ線です。
取り外した側線(#12半鋼線)を適度な長さに切り出します。
画像はなまし線#10の方です。
半鋼線の方がやり易かったので、途中から変更しました。
先ずは向かって左側に、引き下げ線を引きますので、周囲柱の頭に番線を巻き付けます。
張線機を用意し、カムラーを引き下げ線に、フック側を一つ隣のアンカーにセットして締め込みます。
引き下げ線のもう一方をアンカーに通し、巻き付けて完了です。
向かって右側も同様に。
元々の引き下げ線が緩んでしまいましたので、少し張り増しします。
幹線や側線に同じく、こちらを張ればあちらが緩み、あちらを張ればこちらが緩むしますので、適度にほどほどにします。
対面も同様に行い、4列で計16本の補助引き下げ線を取り付けます。
果たしてこれで、成木を支える事が出来るでしょうか?