ぶどう棚解体 ②
日中も、日差しが無ければ冷えるようになって来ましたねー、心地良く作業出来るのも後一週間程でしょうか?
約2日で250本程のアーチパイプの取り外しと回収、保管が終わりましたので、トンネルメッシュの取り外しにかかります。
この圃場②は、元々側線(メッシュ取り付け線)の間隔が100cmで、全てA型のトンネルメッシュが取り付けられていました。
一昨年に改修作業を行い、棚の嵩上げ(約160cmから約170cmへ)、幹線(縦横)張り直し、側線(誘引線)張り直し及び側線間隔拡大、引き下げ線(アンカー線)張り替え(なまし鉄線にて)、側線(メッシュ取り付け線)張り替え(なまし鉄線にて)及び側線間隔拡大(100cmから120cmへ)を行い、トンネルメッシュ10列分をB-Ⅱ型の新品に交換、全トンネルメッシュに補強アーチパイプ追加を行い、7.5列分の使えそうなトンネルメッシュを圃場①より移植取り付けしました。(圃場①もほぼ同等の作業を半鋼線にて敢行)。
なので今回の棚建て替えに当たり、7.5列分の古いサビサビのトンネルメッシュは売却処分し、先日頂いた、割と程度の良い中古のB-Ⅰ型のトンネルメッシュを取り付けようと思います。
置き場所に困るので、廃棄の7.5列分を先に全て取り外し、さっさと処分してしまいます。
各トンネルメッシュの接合部は、側線部をクロスクリップで取り付け、その他は相互の端面突起部を嵌合させて有ります。
クロスクリップは、巻き付いてそれぞれを固定していますので、開放方向に捻り回せば簡単に外す事が出来ます。
クロスクリップの端部を、トンネルメッシュの固定部及び側線と共に、ラジペンで挟んで咥えます。
軽〜く握り込んで、巻き付け方向とは逆にクリクリとラジペンを回転してやると簡単に外れてくれます。
約半周位回転させてやれば、端部は完全に外れてクロスクリップは緩みます。
後は、指でクロスクリップを摘んでクリクリ回せば完全に外れます。
逆サイドも同様に行い、完全に取り去ります。
あまり変形や錆の見受けられないクリップは、万一の時の為に、廃棄分と分けて予備として保管しておきます。
偶に発注した新品のクロスクリップが足りなくなったり、数を間違えて納品される事が有ります。
幹線のクロスクリップも、トンネルメッシュ及び側線と共に巻き付けていますので、取り外しておきます。
圃場③のトンネルメッシュ取り付けから、突起部を、側線にテレコにはめ込むようにしましたが、この頃はそんな知恵も無く、それぞれ4カ所位をステンワイヤーで固定していますので、捻り戻して取り去ります。
こんなに入念に固定する必要は有りませんが、何せ心配性なもので😓。
後々取り外す時の事まで考えていませんので、これが非常に面倒で時間が余計に掛かります。
錆ないようにステンワイヤーを使用していますが、これが又硬い上、邪魔にならないように短くしていますので、取り外し難い事この上有りません。
ニッパーで切り取る作戦に変更して少し早くなりましたが、硬くて段々指の腹が痛くなってきます😭。
トンネルメッシュの継ぎ目は、それぞれの突起部を嵌合させていますので、その嵌合を解きます。
嵌合部はガッチリ噛み込んでいますので、スライドさせてもなかなか抜けませんが、嵌合部を少し内側にしならせてやると簡単に抜けてくれます。
正向きに降ろすと突起部があちこちに引っかかって面倒なので、少し前方にスライドさせてから真横に反転させて、逆向きにして落としてしまいます。
完全に降ろしてから、正向きに反転させて重ねておきます。
6.5列分外し終えて、廃棄分のトンネルメッシュはこのくらいの量になりました。
トンネルメッシュが無いと、かなり寂しい見た目になってしまいます。
残すは成木の外側亜主枝部1列てすが、まだ仮剪定を行なっていないので、枝葉に引っかかって非常に降ろし難いです。
内側亜主枝部はさらに降ろし難そうです。
冒頭に記したようにこの圃場は、棚線補修の試しに、なまし鉄線で張り直しをしています。
その後2シーズンで、これだけ錆が発生しています。
ハルーのカムラーで咥えた部分や、アンカーで擦れた部分、捻った部分などの亜鉛メッキが剥がれて、そこから錆が発生し、広がっているようです。
やはり、なまし鉄線では役不足なようですね。
今日一日で、廃棄分のトンネルメッシュ約90枚を取り外しましたので、明日は朝から軽トラに積み込み、スクラップ屋さんに廃棄処分に向かいたいと思います。
果たしてトンネルメッシュ約90枚は幾らになるでしょうか?