ぶどう棚解体 ③
ようやくトンネルメッシュを全て外し終わりましたので、引き続き作業を進めて行きます。
やはり成木の有る4列分は枝葉が絡みつき、取り外すのにかなり苦労しましたが、ほぼ枝を切り落とす事無く、何とか取り外す事が出来ました。
次は、側線を取り外して行きます。
1列に5本の番線が通っていますが、センターの周囲柱に取り付いている幹線(主枝の縦線)は残して、その左右に有るメッシュ取り付け線×2と、誘引線×2の計4本を取り外して行きます。
画像の左側が、外側のメッシュ取り付け線(なまし線#10)、右側が内側の誘引線(半鋼線#12)です。
先端は、周囲線に巻き付けて、取り付け固定してあります。
巻き付けた番線を解き取るのは面倒なので、ボルトクリッパーで切断して行きます。
1年振りに、道具箱からボルトクリッパーを出してみると・・・、何故か刃先が開きません💦。
慌ててホームセンターへ・・・、そろそろ買い替え時期かと思い新品を物色していると、同じ350mmのボルトクリッパーは2.000円くらいしますねー。
新品と良く見比べてみます。
よく見ると、サイドに付いている筈のロックボルトが有りません。
原因はどうやら此奴のようです🤔。
と言う訳で新品購入は却下し、M5のボルトセットのみを購入。
ワッシャー3枚を挟んでボルトを取り付け、無事にボルトクリッパーは蘇りました😄!
圃場に戻り、早速作業再開、メッシュ取り付け線から切断して行きます。
側線にはテンションが掛かっていますので、切断した瞬間に弾け飛びます。
危険なので、内側に入って切断しないようにします。
対面も同じく切断しますが、すでに片側が緩んでいますので、対面側はテンションが掛かっていません。
ですが、番線が少し巻き戻りますので、やはり軽く跳ねます。
やはり番線の作業時は保護メガネが必須ですね。
顔や体は多少怪我をしても平気ですが、目を怪我すると一大事です。
私は今回の作業で既に、左瞼の上を弾けたトンネルメッシュの突起部で、少し切ってしまいました😭。
上を向いて作業していましたので日差しが眩しく、サングラスをしていて助かりました😅。
メッシュ取り付け線は、幹線及びトンネルメッシュとクロスクリップで共止めしていましたので、両端以外は既にフリーになっています。
番線を回収しながら、掌で握り潰して纏めていきます。
なまし鉄線とは言えこれだけ握り潰すと、握力をかなり消耗します😓。
誘引線も同じく、両端を切断します。
誘引線は、一昨年の改修作業時にケチってしまい、クロスクリップを使用せずにステンワイヤーで固定してしまいました。
これ又硬いので、ニッパーで切り取り難く、時間と握力を無駄に消費します😢。
ケチらずにクロスクリップを使用していればと・・・、やはりこれも後悔先に立たずですが😓。
メッシュ取り付け線に同じく回収し、纏めておきます。
誘引線は#12とは言え半鋼線なので、なまし鉄線よりかなり硬いです。
#10の半鋼線よりはだいぶましですが・・・、幹線が思いやられます💦。
4列16本の番線を終えた当たりで握力がそろそろ限界に・・・。
何か良い手はと、無い知恵を絞ります🤔・・・、有りました😝良い手が・・・。
ステンワイヤーをグニグニ動かし、金属疲労を利用して切断する事に・・・、挟み切るより少し余分に時間を食いますが、握力にはかなり優しいようです。
切断し難いのは、安物の古いニッパーで切れ味が悪いと言う事もありますが、ステンワイヤーは巻き付けて有りますので、ニッパーの先端しか使え無いと言う所にも要因が有ります。
ニッパーに限らず、ハサミやプライヤー、ボルトクリッパーetcこの手の工具は全てテコの原理が作用しています。
ハンドルが力点、可動部が支点、刃の部分が作用点です。
なので、作用点から支点の距離よりも、支点から力点の距離が長くなればなる程、力点に掛ける力が同じでも、作用点により大きな力を掛ける事が出来ます。
つまり刃先より刃元の方が、より大きな力を加える事が出来ると言う事なんですねー。
回収は、水道ホースのように巻き戻す事にしました。
何故、今まで思い付かなかったのでしょうか?、この方が圧倒的に速く、その上遥かに楽でも有ります。
ホントにおバカですねー!
昨年の圃場③の工事でも、かなり時間を無駄に使用していたようです。
更にこの方が、仮置き時も搬送時も嵩を取らず、これぞ正に一挙両得と言った感じです😝。