防除 一回目
今シーズン最初の防除(農薬散布)を行いました。
私は防除もなるべく早朝に行うようにしています。
合羽を着て行いますので今は良いのですが、夏場は暑くて死にそうになります😭。
それに風が吹き出すと薬を大量に浴びてしまいますので・・・、本日は少し出遅れて7時スタートとなりました。
私も本当は農薬など使いたくは無いのですが、ぶどうは病害虫に弱い為、仕方が有りません。
昨日に動噴と300Lタンクを積み込んでおきました。
動噴は共立製VRC361FAを使用しています。
自走式で積み込みも楽々です!
吐出ホースの巻き取りもリモコンで快適です!
先ずはローリータンクに水を張ります。
今回は100Lです。
ポンプ性能維持の為、使用の前後にはプランジャーにエンジンオイルを注油します。
通常は5滴程度ですが今シーズンお初ですので、10滴程注油しておきます。
展着剤のグラミンSを10CC計り、タンク内に投入します。
画像は20CCです。
当初は200Lで行うつもりでしたが、水を張ってグラミンを溶いてから、ベフランが足りないのに気付いてしまいました😂。
ホウキで攪拌します。
この後100L分抜きました。
一回目は石灰硫黄合剤とベフランの混合ですが、棚が傷むのが嫌なもので、私は合剤を行いません。
希釈倍率は250倍なので、400CC計りタンクに投入し同じく攪拌します。
主な目的は晩腐病、黒とう病、褐斑病などの予防です。
攪拌機を接続し、タンク内に投入します。
これを入れておくと中で羽根が回転攪拌し、薬がとごるのを防止してくれます。
吸水ホースと余水ホースを接続後投入し、準備完了です。
シーズン初めと言う事で多少準備に手間取りましたが、無事に準備できました😁。
さあエンジンは無事に始動するでしょうか?
オット忘れていました💦。
竿と噴霧ノズルをセットします。
通常の防除は基本葉面散布の為、丸型の五頭口ノズルを使用していますが、この初回の防除のみ展葉前に行いますので、名前は知りませんがこの刺又のようなノズルを使用し、木本体に散布して行きます。
長期保管中はキャブ内のガソリンを抜いていますのて、燃料コックを開いてキャブ内にガソリンが貯まるのを暫く待ちます。
落下式で燃料ポンプなどは有りませんので、少し時間がかかります。
エンジンS/Wをonにしスロットルを少し開き、チョークバルブを閉じてリコイルスターターを引きます。
見事一発始動です。
日頃のメンテナンスのおかげですね。
始動したらチョークを開き、スロットルを中開くらいに調整します。
ポンプクラッチレバーを入側ににし、コックを開き、加圧レバーを減圧から加圧に切り替えます。
圧力調整ダイヤルを始動位置から回して、適切な圧力に調整します。
合羽を着込みマスクとゴム手袋を装着して、最後に巻き取りリモコンを忘れずに首からぶら下げます。
リモコンには巻き取りボタンと非常停止ボタンが有り、よく間違えて非常ボタンを押してしまい、車まで戻って再始動しなければいけないと言う面倒な羽目に会います。
しかもコイツでエンジンを止めてしまうと安全機能が働き、暫くは再始動出来なくなってしまいます。
余水ホースから水が出ているのを確認し、少し試し吹きしてから散布を開始します。
ホースを一番奥まで引っ張って奥の木から散布して行き、巻き取りつつ元まで戻りながら準に行っていきます。
こんな感じで、ノズルを枝に通しながら散布して行きます。
成木、育成若木、幼木と全て散布して終了です。
残量を見て引き算し使用量を確認してから、圃場内に残った薬を廃棄します。
散布量は約50Lでした。
タンク内が50Lを切ると吸い上げにくくなりますので、勿体ないですがいつもこのくらいは残るくらいに散布液を作ります。
忘れないうちに防除日誌に使用量と散布日を記載しておきます。
農協出荷する場合にはこの防除日誌を提出しなければなりません。
後片付けです。
排出キャップを外したまま、タンク内と各ホース類を水で洗浄し、再び適量の水を張ります。
余水ホースをタンク外に放り出してから、ま水を噴霧してポンプ内、ホース内、竿内、ノズル内を洗浄します。
余水ホースとノズルから綺麗な水が出て来るまで行い、タンクから吸水ホースを抜いて、ノズルと余水ホースから水が出て来なくなるまで噴霧して動噴内の水を全て抜いておきます。
最後にエンジンを掛けたまま再びプランジャー部にオイルを注して、攪拌機と各ホースを取り外して完了です。