簡易被覆 雨除けビニール張り
三つの圃場のスプリンクラー 設置も無事に完成しましたので少し早いですが、雨除けのビニールを張って行く事にしました。
例年ならばギリギリまで粗皮剥きを行っていますので、ビニールを張り始めるのが4月に入ってからになり、この周辺では毎年べベタを連覇していましたが、今年は一番乗りです。
機械化による粗皮剥きの早期終了も有りますし、私事ではございますが、マイホームを購入した為今月中に引越さなくてはなりません。
なので早出残業?も厭わずサッサと作業を進めて行きます。
風が吹きだすと、ビニールが風に煽られてわやくちゃになってしまいますので、早朝から11時くらいまでが勝負です。
一人で行いますと、誰も押さえ持ってはくれませんので微風でも結構大変です。
本日は6時半スタート・・・、まだまだ早朝は寒く手が悴みますが頑張ります💪。
ビニールの押さえの為、事前にマイカー線(中に芯が入っている丈夫なナイロン製の平紐です。正式にはマイカ線かも知れませんが、言い難いので・・・)を片蝶結びで括り付けておきます。
人によって違いますが、私はトンネルメッシュ4スパン間隔でマイカー線を付けて、その間をピンチで留めて行きます。
ビニールは住化積水製の透明マルチ(農ポリ)、耐候性強化型、センターマーク入り、厚み0.05mm、幅180cmの100m巻です。
今年は15本購入しました。
周囲線にS字フックを引っ掛けて、ビニール巻の余った芯が飛び出した部分を乗せて吊り下げ、セットします。
急激に引っ張ると、S字フック部の掛かりが浅い為、ビニールが落っこちてしまいますのでゆっくりと引き出して行きます。
トンネルメッシュのチョボや交差クリップの端など引っかかってしまいそうな所が沢山有りますので、破いてしまわないよう慎重に棚線の上をソロリソロリと順々に通して行きます。
対面の端まで到達したら、アンカー線に巻き付ける為、長めに余らせておきます。
端からトンネルメッシュに被せて、ピンチで仮止めします。
ある程度の距離分被せてから、センターマークをメッシュの中央に合わせてピンッと張るように位置決めし、端をピンチで仮止めし直します。
位置決めがOKならば、端の余り部をメッシュの端を完全に覆うように被せてアンカー線に巻き付けて、ピンチで端を完全固定します。
順々に被せては張り、ピンチで止めて対面の端まで進みます。
八割程張り進めた所でスタート場所に戻り、ビニールを長めに引き出してカットし端を完全に被せて仮止めし、又戻り順々に端まで張って行きます。
端まで張ってピンチで固定出来たましたら、対面の端の処理に同じく、アンカー線に巻き付けてピンチで固定します。
各部こんな感じになります。
弛みやズレが無いか念の為軽く目視点検します。
良ければ、押さえのマイカー線を留めて行きます。
マイカー線の端に大きめのクリップを取り付け、ぶん投げてメッシュを越やします。
説明は出来ませんが、こんな感じでマイカー線を括ると言うよりは、固定?して行きます。
括り付けると、括る時にどうしても緩んでしまいますが、これならば緩む事は有りません。
外すのも簡単です。
こんな感じで一列完成です。
撮影の為一気に行いましたが、通常は何列か張ってからまとめてマイカー線を括り付けて行きます。
ピンチで止めてしまえば、多少風が吹いても大丈夫ですから。
メッシュのチョボや棚線の端などの突起部に引っ掛けると簡単に破れてしまうので注意が必要です。
と、偉そうな事を言いながら、やってしまいました😂。
格好悪いですが、ガムテープで補修しておきます。
ピンチはぶどう農家さん御用達のアルミ製SUNピンチを使用します。
急遽足りなくなった時は100均に洗濯バサミを買いに走ったりもしますが・・・。
このSUNピンチはホームセンターなどでは販売していなく、去年までは楽天のとあるショップで500個入り1ケース7.000円+送料で購入していました。
送料抜きで考えると、1個あたり12円です。
色々探してこれが最安値だと思っていましたが、今回絶対最安値ルートを確保しました。
1個あたり10円、一箱5.000円+送料です。
たった2円ですが、使用数が数千個に及びますので、結構差が出てきます。
今回は2ケース追加購入しました。
育成園地ですので、年々ビニールを張る範囲が拡大して行きますので、今年もこれでも足りなくなる可能性は有りますが・・・。
今年からほぼ全面に張る事になりますので、ビニールやピンチの必要量が大体分かって来ると思います。
成木分を4列張り終えた頃、徐々に風が吹き始めました。
タイムリミットが近づいて来たようです。
半端に余ったビニールで、先日新植しましたクイーンニーナのビニール掛けを行なって本日は終了とします。
伸びるであろう長さを予測し、それにプラスα追加してメッシュに同じ要領で張ります。
一文字整枝の為、たったこれだけです。
苗木の上(メッシュとメッシュの間)にも短く張り、水抜きの穴を開けておきます。
コレのせいで、盛土に一切雨があたらない為、恵みの雨とはならず、土砂降りの次の日でも水やりをしなければならない為、側から見ると頭のおかしい人?と思われそうで嫌ですが、病気が怖いので、仕方が有りませんねえ。
早々とビニール張りを切り上げて、後は事前のマイカー線の取り付けを順次行いました。