高圧洗浄機で粗皮剥き その3
朝一から昨日のロザの残りをサッサと終わらせて、問題のシャインに取り掛かりました。
若木のうちは割と楽に剥く事が出来ますが、歳を取るにつれ皮が硬くへばり付くようになります。
上っ面の皮も他品種のように、幅3〜4cmくらいでペロンと剥ける事は無く、2mmくらいの千切り状にになり、引っ張ってもすぐに切れてしまいます。
コヤツにはいつも苦労させられます。
果たして高圧洗浄機が通用するでしょうか?
ロザはあっさり終わらせる事が出来ました。
亜主枝を少し下ろして行ってみましたが、亜主枝が揺れてしまって、余計やりにくくなる事がわかりましたので、これからはちゃんと吊った状態で行いたいと思います。
先にオーロラの主幹部を試してみる事にしました。
この木は昨年執拗に剥いていますので、まだ浮いて来たりはしていません。
オーロラはまあ楽に剥く事が出来ますが、手剥きではやはり1本に一週間位掛かります。
10MPaで行ってみます。
浮いた所が無い為、最初少し手間取りましたが、一旦捲れ始めるとサクサクと剥けて行きました。
10MPaで十分なようです。
5〜6分程で主幹部が綺麗に剥き上がりました。
中身が見えたのも小さく、1〜2ヶ所くらいですみました。
さて問題の、古い方のシャインマスカットです。
主幹部は先日手剥きで行いましたが、余りにも硬い為上っ面しか剥いていません。
昨年も最終の後回しにし、主幹を少し行った所でタイムオーバー・・・諦めました。
やはり流石にチト硬いですね。
体感的には、ロザやオーロラの3〜4倍くらいの時間が掛かっているように感じます。
それでも手剥きを思うと夢のようです。
面倒なので、圧力を15MPaの上限にセットして行います。
かなり楽になりましたが、気を抜くとやはりエグれてしまいます。
上限で行っても、やはり他品種の倍近くは掛かるみたいです。
かなりの水と木屑を浴びてしまいました。
やはり合羽と保護メガネは必要なようです。
それにしても、水と燃料を良く消費します。
H型の成木1本につき、水がおおよそ1t弱、燃料が2タンク必要なようです。
それでもこれは画期的ですねえ、私は農機具メーカーの回し者ではありませんが、全国のぶどう 農家の皆さんこれは買いです。
仕上げの手剥きを考え無ければ、ワンシーズンに4反くらいはこなす事が出来るかも知れません😄。
あと少しでシャイン1本終了ですが、西日で芽が見えにくくなって来ましたので、今日はこの辺りでお開きにします。
明日はいよいよスプリンクラー 設置工事です。
天気がもてば良いのですが。