ピオーネの果粒軟化と副梢管理
バイト先の農園でレンタルしているピオーネの果粒軟化が始まりましたので、副梢管理を行いました。
こちら山中に所在しますので、平地の私の圃場と比較すると一週以上は成育が進むのが遅いですね。
作業をしていて体感はしませんが、やはり気温が違うのでしょう。
又、川っぺりの私の圃場と2km程川から離れた方の圃場もかなり違いが出ます。
最終収穫期には差も埋まり、ほぼ大差は無くなりますが、不思議な物ですね。
木の選択を誤り樹勢の弱い木を選んでしまいましたので、副梢もあまりふきません。
どう見ても葉面積が不足しそうなので、副梢は長めに残して葉数を稼ぎます。
なので短い副梢は先端の未展葉部のみ、長めの副梢でも先端3枚位を落とす程度に抑えます。
副々梢も当然あまり出ていませんが、出ている分は葉を2枚づつ残して切除していきます。
後は色がちゃんと付いてくれれば言う事無しですが、果たしてどうなるでしょうか?
私がレンタルしている木で作ったピオーネです。
他のピオーネに比べて一目瞭然、粒の大きさ、粒揃い、迫力、表面の整い、全て違いますね。
同じ圃場の同じような木でも、作り方や作り手によってこれだけ差が出ます。
後は色がちゃんと乗れば、完璧でしょう。
少し粒が予定より大き過ぎて色が付きにくいかもしれませんが、こちらは山中で割としっかり色が付くので、赤くなるのは免れるとは思います。
粒の大きさや、樹勢の弱さ、葉面積の不足、そのあたりを鑑みて、元々房数はかなり少な目にしていましたが、心配なのでさらに数房、少し房型の悪い物を落とし、最終着果量は96房で基準着果量の約6割5分程度としました。
樹勢が弱い為、新梢は細く、枝数も少なく、葉も小さく、かなりスカスカ状態です💦。
副梢もあまりふいていません。
なので副梢は長めに残し、葉数をなるべく増やして葉面積を稼ぎます。
短い副梢は先端の未展葉部を摘む程度に、長めの副梢は邪魔になり過ぎない程度に、なるべく長く残して止めます。
無論、巻き蔓や2番生りは余計な養分を食いますので全て切除します。
当然副々梢も殆ど発生していませんが、出ている物は葉を2枚程残して止めます。