ロザリオビアンコの荒粒間引き
ロザリオビアンコの一回目のジベレリン処理も終わり、少し粒も肥大してきましたので早めに荒粒間引きを行って行きます。
ロザは元々の粒数が異様に多いので、遅れるととても面倒な事になります💦。
今年はロザの満開が見事に揃い、最初の満開花穂を確認してから3日後に一気に終わらす事が出来ました。
この木は20年くらいの老木ですが、まだまだ良い房を生らしてくれます。
しかし残念ながら、3年生ロザ3本のうち一本の樹冠拡大の邪魔になりますので、泣く泣く今年の収穫後に伐採します😢。
本当は昨年に伐採する予定でしたが老木のピオーネも伐採し、5本しか無い成木が一気に2本減るのは余りにも寂しいので、若木の延長枝を強剪定で短くして一年遅らせました。
三年生ロザは今年から少量房を付け、三年生シャインも多くは今年で八割方樹冠が完成しそうなので来年初生り、二年生木はクイーンニーナ以外は伸びが良く元気なので、樹冠完成を待たずして来年は房を少量付ける予定です。
いよいよ賑やかになって来ます😁!
別の房
先ずは蝶切りをして一気に粒数を減らします。
ロザは花穂がかなり下の方まで、車がそれぞれ花穂又は擬肩のようになっていますので、一番元の三股部で主軸を切り離し、左右に蝶々のように分岐軸を残します。
これで一気に綺麗に粒を減らす事が出来ます。
軸が分かり難い場合は目くらでザックリ車の真ん中あたりに鋏を入れて梳くと言う手も有ります。
せっかちな私はいつも大半を房作りの段階でやってしまいますが、やはりジベ後に花かすや花糸が取れて少し肥大し始めた位が一番見やすいようです。
只この時期を過ぎてもう少し大きくなると、又やり難くなるような気がしますので、併用するのが一番良さそうです。
別の房
粒を減らしたら間引きをして行きます。
蝶切りで減らしたとは言え、まだまだ粒が多いです。
他品種と同じく下向き粒をメインに落として行きます。
ロザは粒が大きくなってくると、全粒が小果梗と共に全て上からダラっと垂れ下がって来ます。
なので当然肩も巻きませんし、手当たり次第適当に粒を抜いていってもロザらしい逆三の形になりますので、あまり気を使わなくても良いので楽です。
只内向きや下向き粒を多く残してしまうと、上から垂れ下がって重なってきますので、ギチギチに詰まって粒が潰れたりする事は無いですが、房が膨らんで幅の広い部格好な房になってしまいます。
あと気を付けているのは、他品種に比べて小粒が結構多く出ますので、粒の向きをあまり気にしなくて良い分小粒や極端な大粒を率先して落とし、残さないようにして粒揃いをが良くなるように心掛けています。
瀬戸ジャイアンツなどもそうですが、小粒がかんでいるとどんな良い房でも非常に汚らしく台無しになります。
あとは粒が大きくなり、垂れ下がって来るのを待ちざっと形を整えてから袋を掛けて完了です。
ついでに副梢管理もしておきます。
摘心時に一度行っていますが、もうバシバシ伸びてきています。
ロザは葉っぱが小さい為、房元の副梢、副々梢を切除し過ぎると日当たりが良くなり過ぎて、房が日焼けする可能性が高まりますので、房元の副梢は多い目に残して行くようにします。
まあ、あまり意識しなくてもいずれは管理し切れず副梢まみれになりますが・・・、ロザは半端無く副梢が吹きますので😭。
梅雨の雨や曇りで涼しいのは良いのですが、棚下がかなり暗くなります。
ロザは粒が多くまだ小果梗も細く短いので、暗くて見難いのでだいぶ切り損ない予定外の粒を落としてしまいました😂。
4時くらいにはますます見え難くなってきましたので、半分程で諦めてほかの作業を行う事にしました。
明日朝から又引き続き行います。