Grape Fairies'blog ぶどう農家の一年

ぶどう農家の通年作業を綴るブログです。

オーロラ仕上げ摘粒と玉直し

仕上げ摘粒にはまだ少し早いですが、オーロラブラックの房が詰んできましたのでそろそろ見直しを・・・。

房の上下を手で持ち、少しクニクニ捻ってみて、動かないもしくはあまり動かないようであれば少し粒を抜いてやります。

私は最終袋掛け時に手で捻ってかすかに動く程度で仕上げとしますので、今の時期でその程度の状態ですと一粒か二粒抜きます。

一粒や二粒では穴が空いてしまう可能性もありますので、目立たない肩部か先を抜いてみます。

私の荒摘粒ではオーロラは大抵、先か肩が詰みます・・・少し残し過ぎのようですね。

オーロラは胴も二粒で良いかもしれません。

すでに穴が開いてしまっている場合や隙間が割と開いている場合は、穴や隙間の並びの上か下を一粒抜いてみます。

肩や先だけを抜いて緩むようならそれで良しとし、穴の上下を抜いた場合は玉直しとまでは言えませんが、粒を各々動かして寄せてやったり、少し斜めに捻ってやったりして粒を全体的に動かして寄せてやります。

それである程度緩んで隙間が埋まればそれで良しとし、埋まら無い場合は粒がもう少し大きくなって埋まりますようにと🙏します。

あとは運まかせですね。

オーロラは小果梗が極端に短い為、極端な玉直しは出来ませんし、そもそも粒がテレコになったりもしません。

なので、玉直しと言っても粒をずらして動かす程度です。

まあ上記理由であまり動きませんが・・・。

ほぼ動かないくらいに詰んでいる場合は、一粒では穴が開くだけでまず緩みません。

粒が大きい房は最低でも続きで二粒か三粒くらい、粒が小さい房はもう少し抜きます。

斜めに続けて列で抜いた方が良いようです。

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かなり詰んでいます。

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縦に三粒抜きました。

出来ればあまり粒を減らしたくは有りませんので一粒抜いてダメなら又一粒と抜いて粒を移動させてみます。

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粒を動かし、一捻りして隙間を埋めます。

半粒くらいの穴が開きました💦。

後は神頼み・・・、もう少し粒が大きくなって隙間を埋まるのを🙏します。

後は掛け袋を掛ける時にかすかに動く程度に再調整します。

袋を掛けたら後は熟すのを待つのみ、いよいよぶどう栽培も終盤戦ですねー、もう少し頑張りましょう😁!