スプリンクラー 施工 セルフ編 その1
今回3圃場にマイクロスプリンクラー を設置する事になり、以前に記事にしましたが一番複雑な配管になりそうな圃場2のみ業者さんにお願いし、残り2圃場は節約の為資材の販売のみお願いし、作業は自分で行う事にしました。
施工作業自体はそんなに難しくは無いのですが、何せ初めてなもので様々な苦労や失敗が有りました。
特に苦労したのは、ポリパイの取り回しと穴開けですね。
メインチューブ用40mmのポリエチレンパイプを解いて伸ばします。
一巻き50mも有る上、巻きがデカイので(梱包時の巻き直径が背丈程有り、解くと2m程になります)、一人で扱うのは大変です。
二人作業の場合は、一人がポリパイの先端を引いて行き、もう一人が巻きを廻し解いて行く訳ですが、私は逆に先ず先端を棚に固定し、巻きを廻しながら移動して解いて行く事にしました。
ポリパイは硬い上、巻いた癖が付いていますのでなかなかスムーズに廻せず一苦労です。
少し強引に引っ張ると、ポリパイがペチャっと折れ潰れて使用不能になります。
圃場1の作業で一度やっちゃいました😭。
私は非常にセッカチですので(自動ドアが開き切るのが待てず、肩や時には頭をぶつけてしまうくらいです).ついつい速く作業を行いがちですが、焦らずゆっくり作業して行く事にします💪。
スタート位置は、後からポンプの位置や向きに対応出来るよう余裕を持って長めに取っておきます。
周囲線に固定するスタート箇所をインシュロックで固定します。
周囲線に沿って順にインシュロックで固定して行き、後端部も気持ち余裕を持って切断し固定します。
圃場1の様子ですが、前回の圃場2と違いメインラインを横に引き、縦4列にスプリンクラー ラインを引いて行きます。
圃場3のメインラインです。
スプリンクラー ラインは縦2列で引きます。
メインラインからスプリンクラー ラインに分岐させる為に、2ボルトサドルをメインラインに取り付けます。
2ボルトサドルの吐出口の裏にOリングを取り付けて、メインラインに13mmのナットで固定します。
スプリンクラー ラインを引いて行きます。
25mmのポリパイを、番線で周囲線に吊り下げます。
こちらは100m巻きです。
引っ張って行けば勝手に回転してくれるかなと甘い考えをしていましたが、実際には少し引っ張っては戻って少し回転させ、又先端まで行って引っ張るを繰り返さなければなりませんでした。
正直かなり面倒です。
強引に引き出すと、この様に折れ曲がります。
ここは後で一端切断し、連結アダプターで繋ぎ直す事にします。
最終まで引き終えたらインシュロックで固定して行きます。
折れ曲がった箇所は連結アダプターで再接続します。
2ボルトサドルの接続口からメインのポリパイに、水路口の穴を開けます。
かなり難しいです。
電動ドリルと木工用刃の組み合わせでは危険ですね。
貫通した瞬間にブレが激しく、ドリル回転のコントロールも困難で、どんなに慎重にゆっくり行っても対面を傷付けていまいます。
業者さんはコードレスインパクトドライバーと木工刃の組み合わせでしあた。
ドリルならホールソーの方が良いかもしれません。
圃場3の2ヶ所は、刃の切っ先による凹みが出来ただけで首の皮一枚で助かりましたが、圃場1は初っ端から対面を貫通させてしまいました😭。
サドルの位置をズラして、ここにディスクフィルターを入れる事にします☺️。
試しにハンドドリルで行ってみましたが、ハンドパワーで開ける事が出来る程軟くは無いようです。
まだ到着していない資材が有りますので、納品時に業者さんに開けて頂く事にしました。
この為だけに、高価なインパクトドライバーを購入する気になりませんから・・・。
メインチューブにスプリンクラー チューブを、メールアダプターを使用して接続して行きます。
メールアダプターを分解し、2ボルトサドルとの接続部にシールテープを巻き、サドルとアダプターを接続します。
残りの部品をスプリンクラー チューブに取り付け、サドルとチューブを接続して完了です。
水道ホースのワンタッチカプラー等と同じような要領ですね。
なんとも簡易的です。
ディスクフィルターを取り付けて行きます。
取り付け位置のメインチューブを切断し、それぞれの切り口を面取りしてバリを落とし、平滑に整えます。
ディスクフィルターのネジ部にシールテープを巻きます。
フィルター接続用アダプターを分解し、それぞれフィルターとメインチューブに取り付けます。
フィルターの向きに注意し吸水側、吐出側それぞれチューブを接続し、周囲線に固定します。
アダプターを吐出側のみ本締めします。
吸水側は、まだポンプとの接続資材が届いていない為、角度等を変更する可能性が有りますので、仮締めに留めておきます。
スプリンクラー を落とす場所を計測して本決めし、目印を付けておきます。
チューブから直でスプリンクラー を落とさない箇所は棚線を這わせますので、延長チューブを作成します。
なので、棚線からの距離を計測し控えておきます。
圃場3は、18本中7本を延長してスプリンクラー を落とします。
メモを基に延長用マイクロチューブを計測し、延長チューブ切り出して長さを記しておきます。
接続コネクターのオンタ、メンタをそれぞれ7個ずつとガスバーナーを用意しておきます。
ガスバーナーを着火し、両先端を一気に炙ります。
チューブが温まって柔らかくなったら、コネクターを差し込みます。
最先端が溶け始めたぐらいが、ちょうど差し頃です。
7本全て出来上がったら、資材不足の為これ以上は作業が進められませんので、取り付け位置近くに括り付けておきます。
圃場1のスプリンクラー ライン4列を、同じ要領で引いて行きます。
又行ったり来たりの繰り返しが面倒です。
全く、ネコの手でも借りたい気分ですね。
ここのスプリンクラー ラインは縦線に沿わせずに、メッシュとメッシュの間の横線の上を這わして全てのスプリンクラー を直で落とす計画だったのですが、実際に引いてみると水を通した時にポリパイが思った以上に垂れ下がりそうなので、諦めて縦線に沿わすように引き直す事にしました。
一度伸ばしているので癖がだいぶ戻り、再度引き直すのは楽でした。
エンジンポンプを仮置きし、圃場3と同じ要領でディスクフィルター取り付けと延長チューブの作成を行なって、発注ミスで届いていない資材の納品待ちとなりますので、スプリンクラー のセルフ工事はこれにて一時小休止と相成りました。
その2へ続く・・・です👋。
オーロラのブリージングを確認しました。
いよいよ春本番ですね〜☺️。