粗皮剥き
イヤ〜、寒いですねー🥶!
暖冬に慣れた体にはこたえますねえ。
私は寒いのが苦手な為、今日は非常に辛い一日でした。
さて、昨日ようやくぶどう棚の新設工事も終了しましたので先に成木の剪定をしようかと思ったのですが、この寒波が去るのを待つ事にし、先に粗皮剥きを進める事にしました。
粗皮削り、粗皮剥ぎと色々呼び方があるようですが、何故か私は粗皮剥きと呼んでいます。
目的はぶどうの大敵、カイガラムシ(私は未だ見た事が有りませんが)退治です。
ぶどうの木の浮いた皮の中で、コソッと隠れて越冬するコヤツを皮ごと除去し、春に行うカイガラムシ対策の薬の効きも良くします。
まあ、私の一番の目的は木の美化ですが・・・。
面倒なので嫌ってやらない方も多いですが、私はかなり好きなので、毎年まめに行なっています。
集中して剥いていると、時を忘れてしまいます。
とは言え、全て成木になってしまうと時間が幾らあっても足りなくなりますので、現在エンジン式の高圧洗浄機の購入を検討中です。
これが有れば、水圧で皮を吹き飛ばす事が出来るので大幅な時短が望めると思います。
どのくらい剥けるのかと、果たしてとても堅いシャインの皮が剥けるのかが不安なので少し躊躇していましたが、先日普及所の指導員さんに相談した所かなり良いみたいなので、九割方購入に傾いています。
これを書き終えた後にはポチッとしているかもしれませんねえ。
あと冬に水を浴びる覚悟もしないといけませんが・・・。
昨年は二圃場のぶどう棚の補修で忙しく、若い方のシャインとオーロラしか出来なかったので、今回は古い方のシャインから行う事にしました。
三つの道具を駆使して行なっていきます。
実施前のシャインマスカットです。
株元が白いのは、コウモリガ対策で春に塗布したガットサイドと言う薬が残っている為です。
通常、若木や幼木に施しますが、余ってくるので成木にも施してあります。
基本的には皮の裂け目から、抉って捲って行くだけの単純作業です。
主幹、主枝、亜主枝、芽座と場所によって使いやすい道具を選択し、使い分けて行なっていきます。
同じ箇所でも道具を使い分ける事によって、単純作業の気分転換にもなります。
下からどんどん剥いて行きます。
偶に剥き過ぎると、中身が出てしまいます。
春になりブリージングが始まると、樹液が涙のように滲み出てきます。
それを見るとゴメンねと毎回反省しますが、又ついつい剥き過ぎてしまいます。
剥いた皮は、カイガラムシがいるかも知れないので、なるべく回収して焼き払います。
今日は寒いので、主幹だけ行なって終わりとしました。
綺麗になりましたね。
棚も新設した所なので、ついでに手洗い設備もリニューアルしました。