Grape Fairies'blog ぶどう農家の一年

ぶどう農家の通年作業を綴るブログです。

土作り完了とユンボの搬送

本日朝から、昨日やり残した圃場③の最後の3年生シャインを1h位で仕上げ、無事に今年の土作り作業28a  35本分を完了する事が出来ました。

昨年は10月4日〜10月30日までかかりました。

今年は雨とサボリ休日で、期間中に3日多く休んでいますが10月3日〜10月28日までとかなりスムーズに行う事が出来ました。

ユンボの作業操作が、年々上達しているみたいなので、これも一つの要因になっているのかも知れません。

以前は、掘るのはユンボの方が圧倒的に速いですが、埋め戻しや整地は人力の方が速いような状態でしたが、今は最終の仕上げ整地のみ人力で行い、後は全てユンボで行った方が断然速いようです。

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最終に行いました圃場③(6a)です。

昨年に棚を建て替えたばかりですので、かなり慎重に作業しましたが、最後の最後でうっかり周囲柱1本の敷石にバケットを引っ掛けでしまい、横の幹線が1本少し緩んでしまいました。

建て替え時、周囲柱の角度調整の為、古い敷石を除去せずに新しい敷石を入れた所が何ヶ所か有り、忘れていて少し目測を誤ってしまいました。

圃場②の建て替え時に、引き込み線を少し貼り直せば大丈夫でしょう。

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葉も段々と枯れ始めて来ました。

間も無く落葉期に入るのでしょうか?

冬も間近ですねー😂。

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農道をトロトロとのんびりと、帰路に着きます。

圃場③からですと15分位でしょうか?

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走行の振動で、そこら中にこびり付いた泥が自然に落ちて行き、段々綺麗になっていきます。

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春前自宅の裏庭に、柿の木と枇杷の木を1本ずつ植える予定ですが、それまでは使用しませんので早速今日に、排土板のシリンダーO/Hでヤンマーへ入庫搬入に向かおうと思います。

その前に、サクッとオイル交換を済ませておきます。

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右側の六角がドレンボルトで、左側の黒い蓋の中にはオイルストレーナーが有ります。

まだ一度も行っていませんが、私のユンボにはオイルエレメントが無い為、この黒いキャップを取り外し、網状のストレーナーを取り出して清掃するようです。

ドレンボルトは角が少しナメてしまっています。

E/g振動のせいか、ドレンボルトが勝手にキツくしまって締まってしまいます。

ちゃんと緩んでくれるでしょうか?

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オレンジのキャップがレベルゲージです。

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農機と違い、ヘッドカバーに大きなオイルフィラーが付いていますのて、オイルの注入は非常に行い易いです。

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ドレンボルトの位置が、機体の中央より少し右に在りますので、廃油をこぼさないように少しだけ左に旋回させておきます。

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機体下部から左右のクローラーの間に、廃油処理パックを開封して入れます。

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17mmのメガネレンチをドレンに掛けて、いざ!

やはりキンキンに締まっていて、メガネレンチの長さでは緩みそうも有りません。

鉄パイプを連結しましたが、ナメたボルトにレンチが滑って外れてしまいます💦。

こう言う時はスナップオンの出番です。

家まで取りに走ります。

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スナップオンの17ー19のストレートのメガネレンチを取ってきました。

スナップオンはアメリカの工具メーカーで、性能、使い勝手、丈夫さ、デザイン、美しさ、どれをとっても、真に世界最高の工具です👍!

お値段もKTCなどの10倍位しますが💦。

その代わり永久保証が有り、Snap-onの刻印が見て取れる限りは万一潰れてしまっても新品に交換してくれます。

自動車屋を廃業した今となっては殆ど使用する事は有りませんが、十代の頃から徐々に買い足して行ったコレクションは今でも大切に保管して有ります。

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流石はスナップオン、1発で見事滑らずに緩みました✌️。

普段使用しているKTCも、国産では最高峰ですが、やはり物が違います。

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後はドレンボルトを手て緩め外して、オイルを排出します。

真っ黒ですが、極度に劣化している訳では有りません。

ディーゼルエンジンは多量の煤が出る為、オイルは直ぐに真っ黒になります。

オイルを交換しても、暫く回してから抜き取ると真っ黒になっています。

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ドレンパッキンが、ちゃんと付いているのを確認し、再び取り付け締め込んで、ドレンの周りのオイルをウエスで綺麗に拭き取ります。

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ねじ込みのレベルゲージを緩め抜き取り、ウエスで拭っておきます。

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オイルジョッキにディーゼル用エンジンオイルを注ぎ、オイルフィラーから注入します。

取り敢えずは1L。

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一旦ゲージを戻し再び抜き取ってオイルレベルを確認します。

Highレベル線とLowレベル線の間に有ればOKです。

入れ過ぎは厳禁ですので、この位がベストでしょう。

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廃油処理パックは、燃えるゴミとして処分する事が出来ます。

エンジンポンプのオイル交換が、もう一台残っていますので、交換後にまとめて処分します。

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ドレンボルトの角のナメが進行してしまいました💦。

来年は忘れずに、はなからスナップオンのレンチを使用しないといけませんね。

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邪魔になるので、取り外していたバッテリーを取り付けます。

バッテリーのマイナスはボディーアースしていますので、ボディーの金属部は全てマイナスの電気を帯びています。

ショートさせると不慮の事故となり兼ねませんので、バッテリーターミナルを外す場合には必ずマイナス端子から、取り付ける場合にはプラス端子から行わなくてはなりません。

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オイル交換も無事に終わりましたので、ヤンマー に搬送する為軽トラにユンボを積み込みます。

ラダーレールを2本用意し、軽トラのアオリにラダーレールの爪を引っ掛けてセットします。

因みにこのラダーレール1本の耐荷重は200kgで、2本で400kgです。

ユンボの機体質量は約500kg、作業装置等を含めた機械質量はプラス50〜60kg位でしょうか?

プラス私の体重・・・、全部で約600kgと言った所でしょうか?

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左右のクローラーが、ど真ん中に乗るようにラダーレールを微調整します。

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私のユンボは、真っ直ぐ綺麗に走行しませんのでE/g回転を抑えて、微速で徐々にレールを登ります。

画像で横から見ると大した角度に見えませんが、ユンボに乗車状態ではかなり恐ろしい角度に感じます。

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初めて横から見ましたが、ラダーレールは大してしなっていませんねー。

乗車時の体感的にはかなりのしなりに感じ取れるのですが・・・、これなら心配は不用なようです。

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完全に乗り込めましたら、旋回して上部旋回体を180°反転させ、もう少し前進させておきます。

上部旋回体を基準に考えるとバックです。

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ラダーレールも積み込んで、いざヤンマー へ・・・、車で10分も掛かりませんが・・・。

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Rrがかなり下がっていますね。

完全に積載重量オーバー違反です😓。

良い子は真似をしないように・・・。

以前車検の直前で、ノーマルタイヤ状態にて積載走行しましたが、フラフラして真っ直ぐ走りませんでした。

このタイヤなら大丈夫ですが・・・、因みにRrタイヤの空気圧はいつも、フル積載時の3.5kg/㎠に合わせています。

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あっと言う間に、ヤンマーの農機矢掛営業拠点に到着。

降ろす時はもっと怖いですが、丁度敷地に入った所で私の担当のメカさんとばったり・・・、喋っているうちに、画像を撮るのを忘れてしまいました。

メカさんが言うには、このサイズのシリンダーならば、建機に出さなくてもここ農機でO/H可能との事・・・、思っていたより安く速く済みそうです😁!

建機の拠点は広島です。

搬送料だけでもかなり取られますので・・・、助かります。

ついでに2年後の買い替えを見据えて、SV-05の新車見積もりを依頼しました。

建機はメーカーのホームページを閲覧しても、何処を閲覧しても、価格の表記がありません。

一体幾ら位するもんなのでしょうか?

では暫しのお別れです、元気に復活退院して来るのを待つとしましょう。

この後午後から残った堆肥の処理作業を行いました。

本日全て完了させて、圃場を出る頃にはあたりは真っ暗・・・、日が落ちるのが早過ぎですね。

作業の様子は又後日。

先日のよく降った雨のせいか、又草が沢山生え出して来ました。

明日から、これで最後になると思いますが除草を行い、除草が終わったらいよいよ圃場②の解体に入りたいと思います。