仮剪定と修理中のユンボの現状
今年は完全落葉まで、仮剪定を行うのを待ちたかったのですが、これ以上解体作業が進まなくなってしまいますし、なにより解体で残す幹線や支柱への負担は少しでも軽くしたいので、まだまだ葉の残る中、泣く泣く仮剪定を行う事にしました。
昨年より約1週早く行う事となりましたが、この所朝晩の気温は急激に下がり、葉の枯れ込みや変色も大分進行していますので、もうあまり光合成もしないであろう、又、来期生育の為の貯蔵養分も十分貯め込んだであろうと、こちらの都合の良いように考える事にし、思い切って行う事にします。
後は残った葉に頑張ってもらいましょう。
来年は3年生(来年4年生)シャイン18本も収穫出荷の一翼を担ってくれますので、まあ大丈夫でしょう。
良いぶどうが出来そうな予感がしますので、期待大大大!です。
仮剪定前です。
放ったらかしなので、鬱蒼としていますね。
愛用のチカマサ剪定鋏を準備します。
誘引線の所まで切り戻します。
相変わらずシャインの枝は硬いですねー。
握力を消耗します。
スッキリとしました。
成木3本でも仮剪定屑は、これだけの量になります。(一かたまりでは無く八かたまりです)
結構な量ですねー。
成園となった暁にはこの大凡10倍に・・・、想像したくは無いですね💦。
今年も、お隣さんの田んぼで焼却させて頂く手筈になっていますので、それまで暫く放置して、少し乾燥させる事にします。
成木の仮剪定を終えると、一気に閑散としてしまいますねー。
少し寂しいセンチな気分になるのは私だけでしょうか?
続いて育成若木です。
私は、通常育成若木の仮剪定は行いませんが、これも残す支柱と棚線が崩れ無いようにと、少しでも負担を軽くする為に行います。
画像は圃場②唯一の3年生、一文字整枝のシャインです。
一年で残して良い延長枝の長さは、基本的には18節とされています。
それ以上残すと、翌年に発芽不良などを起こしたりし、良い木には成長しません。
今季の伸ばし始めから数えて18節+αで切除しておき、本剪定で18節まで切り戻す事にします。
末期に伸びを抑える為、枝先を下げますので、その箇所が下向きに湾曲しています。
大体、丁度その辺りで切り返すと、22〜23節位になりますね。
こちらは2年生ピオーネです。
又、延長枝が太り過ぎたようです。
流石に片手では無理なので両手で・・・、切り落とすのにノコを使いたくなります。
SV05の新車の見積もりが上がったとの連絡が有り、仕事を早めに終わらせて、ユンボを修理に出しているヤンマー農機へ・・・、ついでに修理中の私のユンボの状態を覗き見・・・。
丁度、問題の排土板の油圧シリンダーを取り外し、O/H作業中でした。
どうやらシールキットの交換だけで済みそうです。
シールキット約2.5万円、O/H工賃及び作動油で約1万円、計約3.5万円で収まる模様です。
10万円コースを覚悟していましたが、比較的安く済みそうで一安心です。
それにしても工賃はオイル代を含む油圧シリンダーの脱着及びO/H一式で、約1万円と妥当な線ですが、部品代がシールキットで2.5万円は少し高過ぎですね。
どの様なシールキットか分かりませんが、車なら高くても2〜3千円、下手すると数百円です。
シールキットなど、ユンボにとっては消耗品と言っても過言では無いと思われます。
建機メーカーにも、もっとユーザーサイドに立った企業努力を求めたいですね。
余談ですが、オイルの原価は非常に安いです。
普通に買うとℓ当たり1.000円程します(低グレードの安物は別として)が、自動車屋さんのように200ℓのドラム単位で仕入れると、最高グレードでもℓ当たり200円を切ります。
因みに私は、日産純正の折々のトップグレードオイルをドラムで仕入れていました。
ヤンマー製ミニユンボ SV05Bのカタログです。(08、09との共用カタログになっています)
SV05は機体質量450kg、機械質量550kgの、ヤンマー建機では一番小さなユンボになります。
眺めていると、益々欲しくなってきますねー。
2本の走行レバーが私には輝いて見えますねー。
これなら超小旋回で、ユンボのお尻を支柱にぶつける事もないでしょう。
スイングも勿論使えます。
ヤンマー建機の営業さんが、私がB05のユーザーと言う事で気を回し、違いが分かるようにとB05のカタログも送ってくれたようです。
カタログは残っていたみたいですが、B05はとうに絶版となっていますので、新車は手に入りません。
家に帰ってじっくりと2台の諸元表を見比べます。
私が果樹農家と知った建機の営業さんから申し伝えが有りましたが、B05よりも転倒し易いので斜面では使用しないで下さいとの事です。
トラックの積み下ろしにも注意が必要なようです。
諸元表を見比べるとなる程、重量はB05より50kg重いものの(空冷単気筒のB05と違い水冷2気筒ですからE/gがなり思いのでしょう)、車体は大分コンパクトに出来ているようです。
小旋回でお尻も短く、重心はかなりセンター寄りで、シート位置も高く高重心です。
キャタサイズもB05よりコンパクトで、車で言う所のトレッド幅とホイールベースが小さいようです。
走行する事に主眼を置いている車と、一概に比較する事は出来ませんが、車でも低重心でホイールベースが長く、トレッド幅が広い程安定します。(コーナリング理論とは又別問題で、一般的な走行の場合ですが)
私は今のB05でも一度転倒させた経験が有りますので、これは慎重に作業をしなくてはいけませんね。
気になる走行スピードは、0.3km/h増しの1.9km/hです。
気になる見積もりですが、税込の標準価格が¥2.177.010ー、ヤンマー 農機を介しての購入と言う事で、値引き後価格が税込¥1.485.000ーとなりました。
ウ〜ム🤔射程圏内ですねー。
ディラーは標準価格を提示していますが、メーカー自体は標準価格など開示していません。
ホームページにもカタログにも標準価格の記載は無く、無論価格表も有りません。
一見大幅値引きのように思いますが、これは実質ディラーのオープンプライスです。
つまり言い値ですね〜。
本来の値引きでは無いにしろ、最初にこの値引き額を提示されると、これ以上の値引き交渉は難しいでしょう。
金額的には妥当な線だと思いますが・・・。
各メーカー共、標準価格の開示をしていませんが、ネットで調べてみるとオモチャのようなコマツのマイクロユンボPC01(0.3t)が大凡100万円、0.8tクラスが200万円〜との記事が有りましたので、この位だろうと予想していましたが。
オプションパーツはあまり有りませんが、平爪のバケットと多種類キー(各重機共通キーでは無い各機体専用キー)を問い合わせてみた所、オプションの多種類キーが約2万円、平爪バケットのオプション設定は無く、ノーマルの爪付きバケットをサービスで加工作成しますとの事でした。
これ以上の値引きが駄目なら、多種類キーのサービスで交渉してみますかあ😜、っともう気持ちは九割がた購入に傾いていますねー。