土作り 成木編
台風の影響による雨で、2日間中止を余儀無くされましたが、午前中に圃場②の若木の土作りを完了させ、午後から成木の土作りを行いました。
昨日は雨が降りませんでしたが、雨が上がってすぐに行うと、土がこてこての団子になって上手く解れませんので、念のため1日開けて作業を再開しました。
晴れれば良かったのですが、どんよりと曇天・・・、おまけに本日も曇天・・・、駄目ならもう1日か2日開けるつもりで恐る恐る始めましたが、上手く土は解れました。
なかなか水捌けは宜しいようです。
本日は丁度、普及所の指導員さんにご指導頂いた10日ですので、大幅に断根を伴う成木の土作りを行うには、良いタイミングとなりました。
成木は、放射型の部分深耕で行います。
ロザを伐採して、成木はオーロラ1本とシャイン2本の計3本なので、あっと言う間に終わります。
では、早速オーロラから。
分かりやすいように、毎年株元に向かって左回りに45°ずつずらして行っています。
今年で部分深耕は三回目となります。
昨年はこの辺りを深耕しましたので、左に45°ずらして深耕位置を決めます。
株元2mをスタート地点にします。
普及所の資料では、幅40cm、長さ1.5m、深さ30〜40cmと有りますが、もう少し大きめに幅60cm、長さ2m、深さ50cmを目安に行います。
バケットの幅は約20cmなので、バケット幅×2+αで掘り進めます。
では、最初の一掘りを・・・。
掘った土を全て出してしまうと埋め戻しが大変なので、1/3程深耕部の左右に振り分けて土を出します。
後は外に出さずに天地入れ替えのように、掘っては落とし、掘っては落としして深耕部の中の土を良く解していきます。
掘った深さが分かり辛いですが、大体の感覚で掘り進めます。
断根するのは、あまり気持ちの良いものでは有りませんが、根の剪定だと思って思い切って掘り進めます。
結構太い根が有ります。
特に太い根を断つのは嫌ですね。
実際には、太根はあまり仕事をせずに、養分や水分を急するのは細根です。
分かってはいるのですが・・・。
幅約60cm長さ約2mに到達し、こんな感じに掘れて中の土も十分解れたようなので、ここで深耕はストップします。
バーク堆肥を投入します。
木1本に対して、対面に二ヶ所深耕しますので、1ヶ所に60L投入します。
3回に分けて投入していきますので、先ず1/3を。
ユンボで天地入れ替え、攪拌します。
これを2回繰り返します。
3度目で残り全て投入し、そのまま埋め戻します。
ユンボの構造上、奥から手前に掘り上げますので、手前に土が沢山溜まってきます。
手前に溜まった土は、排土版を使用してブル(ブルドーザー)します。
奥の土が足りなくなって来ますので、ユンボを逆にバケットの裏で土を押すように操作して、手前の土を奥に押し送ります。
深耕部の左右に掘り出した土を、旋回機能を利用して作業装置を振子のように作動させて埋め戻して行きます。
最後は人力で・・・。
ユンボで埋め戻せなかった土を、足を使って埋め戻し、表面を同じく足で平滑に整えます。
最後にユンボの足跡を消し整えて、オーロラの1ヶ所目完了です。
段々と馴染んで沈み込んで来ますので、盛り上がった状態に仕上げておきます。
主幹を挟んで対面も全く同じ要領で仕上げて1本分完成です。
若木の土作りと違い、あっさりサクッと仕上がります。
引き続き隣のシャインを同じ要領で仕上げて行きます。
と言う訳で、本日圃場②の土作りを昨年より1日遅れにて全て完了させる事が出来ました👏。
28a中10a完了時点で、堆肥の使用量は約1/4程度でしょうか?
かなり余りそうな気がします💦。
今年は木1本当たりの投入を増やす予定だったのですが、万一足りなくなったら💦・・・、と頭をよぎり、例年通り1本当たり120Lにしましたが、やはり増やすべきだったのかも知れません。
昨年までは、研修先の農園で建て替え一括購入して頂いた物を使用し、2t1車分のみを丸々使用するのは今年が初めてなもので・・・。
今年はこの投入量で様子を見て、来年からは調整しようと思います。
明日からは圃場①の土作りを開始します。
こちらは大半が3年生、かなり目一杯土作り部の拡大が進んでいますので、さてどう進めて行くか?考え所ですねー。
来年からは部分深耕に切り替えようと思っていますが・・・。