Grape Fairies'blog ぶどう農家の一年

ぶどう農家の通年作業を綴るブログです。

ブログ開設1周年と今シーズンの総括

早いもので、ブログを開設してから今日で丸1周年となりました。

元々は、私のぶどうを購入して頂いているお客様が、栽培状況を確認して頂けるように始めたつもりなのですが、ついつい内容がマニアックになってしまい、私の友人などからは内容が難し過ぎて読んでいられないと、かなりの不評を頂いている今日この頃です😭。

私自身も、こんなん誰が読んでくれるんやろ?と思いながらも、まあ作業日誌代わりにもなるしええやろと時折更新していますが、最初は日に2〜3アクセス有れば上々だったこんな私のブログでも早、6,400アクセスを数るようになりました。

本格的にやっている方からすれば、大した事の無いアクセス数だと思いますが、私としては驚くべき数値となりました😲!

これからは、昨年に重複していく内容になるかも知れませんが、引き続き作業日誌代わりに更新して行き、より多くの方にぶどう栽培の様子をお届け出来ればと思っています。

さて、ぶどうの出荷シーズンも中盤を超えようとしていますが、早くも私の圃場ではこのお彼岸で、今シーズン最後の収穫出荷と相成りました。

今年は農協出荷はしませんでしたが、直売所、個別販売共に昨年同様売れ行き良好となり、今年も無事に1房、否、1粒の廃棄ロスを出す事も無く完売する事が出来ました👏!

直売所でご購入頂いきました、お顔を拝見する事の出来ない多くのお客様、個別注文でご購入頂いた友知人の方々、その他多くの方々にご支援頂き、私のプロのぶどう農家として2シーズン目を無事に終える事が出来ました事ご報告と、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

誠に有難う御座いました。

今シーズンの作況としまして見た目の出来栄えは、全品種共に房型にはまだまだ不満が残るものの、粒の大きさ、全体的な大きさ、総重量共々に理想的な物となりましたが、その反作用か天候不順の為か、糖の乗りが今一つだったようで、昨年より少し甘みが足りないような気がします💦。

色付きは粒を大きくし過ぎたようで、かなり色付きが悪くなってしまいました💦。

着果量や枝管理による葉面積数や、各葉への日当たり、その他様々な要因が有ると思いますが、その辺りのバランス取りが今後の課題になるかと思われます。

より良い品質のぶどうを作る為の試行錯誤は今後も続き、私の理想とするぶどう作りへの道程はまだまだ先が長いようです😅。

と、言う訳で又々例年に違わず反省点過多の今シーズンとなってしまいましたが、いよいよ来シーズンからは、私が苗木から育てたシャインマスカット20本とロザリオビアンコ 3本も4年生となり、本格的に初生り、初出荷を迎えます。

今年試験的に極少量生らしてみましたが、思いの外良い物になりました。

房の成長過程の中盤過ぎ位までは、粒が小さ過ぎてとても売り物にはならないと思っていましたが、蓋を開けてみれば平均は400g中盤位かと思われますが、600gに迫る房もちらほら見当たり、2kg箱に4房での販売にも十分耐え得る物となりました。

期待大で、今から来年が楽しみでなりません。

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収穫の終わった木から、順次ビニールを撤去し、ピンチやマイカー線などの備品を片付けます。

10月になると土作りに忙しくなりますので、手が空いているうちにやれる事はやっておきます。

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防鳥ネットも取り外し、処分します。

今年も鳥害は有りませんでした😁。

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今年大粒で、美味しく、良い房を沢山生らしてくれた若い方のシャインマスカットですが、収穫終盤の9月上旬に早くも、内側亜主枝の基側の葉が落ち始めました😢。

少し無理をさせ過ぎたのかも知れません。

急遽普及所の指導員さんに見に来て頂きましたが、葉の状態を見た感じ病気では無く、灌水状況からして熱によるものでも無さそうです。

ハッキリとした原因は不明ですが、収穫終盤に始まったのであれば、房が付いているうちは房と木の間で水分の行き来が有り、その水分の行き来で水分バランスを保っていますが、収穫終盤に房が減った事によりバランスが崩れたせいでは・・・と言う見解でした。

とりあえずは礼肥と副梢の葉の確保を、と言う事でした。

礼肥は9月1日に実施し、落葉に気が付いた時点でさらに600g程追肥を行いました。

例年ですと、収穫が終われば粗方副梢を落とし、焼却処理と落葉処理と棚下作業(土作り等)のし簡易さに目が眩み、まだ葉が残るうちに仮剪定を行いますが、来期貯蔵養分が足りなくなる恐れが有りますので、今年は完全に落葉するまで放置します。

来期に悪影響を及ぼさなければ良いのですが・・・😔。