ガットサイド塗布 コウモリガ対策
害虫であるコウモリガ対策にガットサイドを塗布しました。
このコウモリガと言う虫は厄介な奴で成木にはあまり影響は無いのですが、幼木や若木に進入され木の中身を食い荒らされると、木が枯死してしまいます。
秋に羽化したコウモリガの成虫は飛翔しながら大量の卵を地上にばら撒くように産卵します。
卵はそのまま越冬して翌春にふ化した幼虫は雑草を食べて発育し、5月〜6月くらいにぶどうの木に移動して木に進入して食害を始めますと、文献にはあります。
なんとタチの悪い虫でしょう😤。
幼虫は地面から主幹を這い上がりますので、予防の為ガットサイドを主幹の根元に塗布しておきます。
後は株元の除草を徹底し、幼虫の隠れ家を無くします。
移動時期は地方、気候、気温等に左右され正確には分かりませんが、私は5月初旬に行うようにしています。
薬の効く持続期間が短いらしいのですが、なかなかスポットで行うのは難しいので仕方が有りませんねえ。
私の園地にコウモリガの幼虫がいないようにとお祈りしつつ・・・🙏。
コウモリガの幼虫です。
何とも気持ちの悪い奴です!
成虫です。
こんな風に穴を開けて進入するみたいです。
私の園地ではまだ一度も被害は有りませんが😗。
いつ被害に会うか気が気では有りません。
ガットサイド1kgとハケを用意します。
希釈倍率は1(原液)から1.5ですので、原液のまま使用します。
今春新植したクイーンニーナです。
先ずは株元を少しほじくり返します。
ハケで根元から接木部くらいまで塗布します。
埋め戻して完了です。
2年生です。
作業は同じくですが、軽く荒皮を剥いてから塗布しました。
3年生も同じく。
余りましたので、成木にも塗布しておきました。
後はコウモリガの幼虫がいませんように🙏と祈るのみです。