Grape Fairies'blog ぶどう農家の一年

ぶどう農家の通年作業を綴るブログです。

中支柱の資材

まだ棚の新設資材が届きませんので、先に中支柱用資材の加工を行っていきます。

昨年の圃場③の新設時には、コストを下げる為、周囲柱も専用品を使用せず、汎用の48.6の単管パイプ+周囲柱キャップで行いましたが、今年の圃場②と来年の圃場①の新設時は専用品を使用する事にしました。

理由は耐久性の違いです。

単管パイプを使用すると、確かにコストを抑える事は出来ますが、専用品と比較すると、やはり耐久性に劣はます。

双方共に、素材は同じスチールパイプに亜鉛メッキ処理を施した物ですが、その亜鉛メッキ処理の処理方法に大きな違いが有ります。

亜鉛メッキには、処理方法により電気亜鉛メッキと溶融亜鉛メッキが有ります。

単管パイプの場合は、電気亜鉛メッキ処理が施されており、これは鉄素地をメッキ液の中に浸し、浸した鉄素地に電気を通す事で、亜鉛メッキ皮膜を生成させますが、この処理方は簡易かつ安価に仕上げる事が出来ますが、その反面あまりメッキ皮膜は強く無く、防錆性は劣ります。

一方専用品の方は、溶融亜鉛メッキ処理(ドブ漬けメッキ、天ぷらメッキ)で行われており、下処理した鉄素地を、400°C以上で熱して溶融させたメッキ液に浸漬処理する事で、鉄と亜鉛の合金層を形成させて、強い防錆力を発揮します。

市街地などの塩害の影響を受けない場所で50年、臨海部などの塩害の影響を受ける場所で10年もの間防錆性を持続すると言われており、身近な物ではガードレール(上塗り塗装されています)や鉄塔、橋梁などなど、強い耐食性が求められ、あまり頻繁にメンテナンスが出来ないような様々な製品に利用されています。

中支柱は簡単に交換出来ますが、周囲柱の交換となると少々手間が掛かります。

特に圃場①や②のように10a以上となると、後々の手間とコストカットを天秤に掛けてしまいますねー。

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因みにこの3m単管パイプは、以前暴風ネットを張っていた時に、無塗装で支柱として使用していた物です。

1年程しか使用していませんでしたが、土中に埋めていた部分に錆が発生している物が見受けられます。

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中支柱の必要数は、数え間違いが無ければ今年新設の圃場②で174本、来年新設の圃場①で250本トータル424本です。

数が数だけに、コンクリート柱の2m丸型の物で程度の良い物、圃場①は一昨年の補修時に、一部単管パイプを使用していますので、それらは再使用する事にし、今年の購入量は300本と決めました。

300本ともなると少額の単価の違いが、総額では馬鹿に出来ない金額差となってきます。

1円でも安い所から購入したいと思うのが人情です。

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町内には3軒のホームセンターさんと1軒の農具屋さんが有り、各々単管パイプを取り扱っています。

A農具屋さんが48.6×2m×肉厚2.4mmで税込1.205円、Bホームセンターさんが同サイズの1.8mm厚で税込998円、Cホームセンターさんが同サイズの同じく1.8mm厚で税込941円、Dホームセンターさんが同サイズ同肉厚で税込928円です。

2.4mm厚は別として、上下で単価70円の価格差が有り、×300すると21.000円もの価格差になります。

見過ごせない金額ですねー。

と言訳で、Dホームセンターでの購入を決意していた所、もっと適切な資材を同ホームセンターさんで見つけてしまいました。

31.8×2mの肉厚1.6mmのメッキパイプです。

税込単価698円で、10本以上纏め買いすると税込単価678円です。

更に75.000円・・・、この価格差は大きいですねー。

サイズ的にも48.6より良い感じで、専用品の中支柱もこの位のサイズだと思います。

48.6だと太くて、亜主枝を大分かわさなくてはなりませんが、この太さなら真っ直ぐ伸ばし易いですね。

肉厚も1.6mmなら強度的にも十分です。

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より安い、もうワンサイズ下25.4×2mの1.2mm厚のメッキパイプも有り、中支柱として使用するのに支障はありませんが、ユンボの旋回時にアームを打つけるとすぐに曲がっていまいます。

なので、今回調達した31.8×2mの1.6mm厚がベストだと思います。

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と言う訳で、Dホームセンターさんから入荷の連絡を頂きましたので、早速引き取りに向かいます。

取り敢えず150本を積み込み、残りの150本は先の加工が終わってから引き取りに行く事にします。

仮剪定屑の焼却

先日仮剪定した枝葉も大分乾燥が進んで来たみたいなので、明日の雨に打たれる前に、ここらで焼却処分しておく事にします。

そろそろ近辺では、田んぼをトラクターで引き始める方も増えて来ています。

お隣さんのトラクターが現れるその前に、焼却しておかねばなりません。

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先日仮剪定した枝葉を、お隣さんの田んぼへと移動します。

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恒例の焼き芋をしますので、中に芋を仕込みます。

一かたまりに積み上げると、こんな感じになります。

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積み上げた仮剪定屑の中間位に、焚き付け用の掛け袋(止め金は除去済み)の塊りを二つ仕込んで有ります。

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バーナーを着火させ、焚き付けに点火します。

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焚き付けが燃え始め、白煙が出始めました。

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葉っぱも燃え始め、白煙は更に激しさを増します。

この辺りでは当たり前の風景ですが、大阪ならば間違い無く通報されて、消防車がスッ飛んで来る事でしょう。

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中の葉っぱが燃え尽きたのか、白煙が収まって来ました。

そろそろ枝も燃え始めたようで、真ん中の嵩が減り始めました。

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周りの枝葉を、真ん中に寄せて重ねて行くと又白煙が激しく吹き始めました。

それにしても今日は暑いですねー、火の番をしていると汗だくになります。

折角なら、焼却をするのは寒い日が良いですねー、ホカホカ、ホクホクの焼き芋も、より美味しい事でしょう。

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どんどん嵩が減っていきます。

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そろそろ芋も良い具合でしょうか?

探しましょう。

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見つかりました!

良ーく焼けていそうです😄!

少し放置して、粗熱をとります。

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端が少し焦げていますが、良い感じに仕上がりました。

美味しいそうですねー!

お昼にいただくとしますかあ!

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ほぼ灰になるまで約1h、まだ中の方は燃えているようですが、焼き残しも無さそうなので、火の番を止めて離れます。

ホームセンターで注文してあった、中支柱製作用の資材300本が入荷したようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隅柱の撤去

取り外した支柱の撤去作業を行っていると、11時前後に電話が鳴りました。

産廃業者の作業員さんからで、今から向かいますとの事です。

程なくして、私にとっての頼もしいヒーローが、積み3tのユニック車に乗ってやって来てくれました。

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到着して直ぐ、問題の隅柱1本を確認し、少し曇り顔・・・。

田んぼへの、車両進入許可を取り付けている旨を伝えると、恐らくオイルパンが当たるので進入は不可との事です。

それによくよく考えると、ユニックは左右に固定脚を出して車両を安定させなければなりません。

いくら乾いて固くなった土とは言え、田んぼの中では安定性を図れないかも知れません。

私の浅はかな素人考えでした。

結局支柱にロープを掛け、ロープをユニックで引っ張り、吊り上げ可能な位置まで引き摺り出す作戦に・・・。

果たして、見事支柱の撤去は成功となるのでしょうか?

ここはプロの作業員さんを全面的に信頼してお任せし、私は大人しく見守る事にしましょう。

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ロープの一端を支柱に結び付け、もう一端をユニックのクレーンフックへ。

作業員さんの作業操作が始まり、ユニックが動き始めます。

複雑な作業操作でロープが張り詰めていきますが、支柱はなかなか動き出そうとはしません💦。

ユニックでも吊り上げ作業と違い、引っ張り作業ではかなり重いようです😓。

ロープもはち切れそうです😓。

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作業員さんが、更に繰り返しブームとクレーンを複雑に操作し、格闘する事数分、漸く支柱がズルズルと動き始めました🙌👏!

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引っ張ってはロープを詰め、引っ張ってはロープを詰めし、15分位掛かり、漸く支柱は田んぼを縦断して吊り上げ可能ポイントまで到着しました。

これは、軽トラに付けている電動ウィンチでは役不足・・・、とてもじゃ無いですが不可能ですね。

更に複雑なユニックの作業操作・・・、素人の私がレンタルユニックで行う事は・・・。

重ね重ね、浅はかな素人考えでした😓。

 

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ここからはユニックの本領発揮、吊り上げ作業です。

作業員さんがロープを解いて、吊り上げベルト2本を支柱に掛け、更にベルトにフックを掛けます。

エンジン音が高鳴ると共に、スルスルて支柱は吊り上げられて荷台の中へ。

1本目の支柱の回収は、無事に成功と相成りました。

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お次は、まだ転倒せずに持ち堪えているこの隅柱が標的です。

吊り上げベルトを複雑に掛け、先ずは支柱を引っこ抜きます。

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数秒でスンナリ引っこ抜けました。

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一度完全に降ろし、ロープを2本に掛け換え、再び吊り上げて2本目回収成功です。

流石はプロ、丁寧な仕事をなさいます。

私なら安全性など考えず、引っこ抜いてそのまま吊り上げて積んでしまう事でしょう。

見習わなくてはいけませんね。

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続いて3本目、これは直吊りのみでアッサリと回収です。

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約一時間半程で、隅柱3本の撤去は無事に終了しましたので、作業員さんにお礼と労いの言葉を伝え、支柱は処分場へと向かいました。

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これにて、廃棄資材の回収と処分も全て終了し、新設資材の搬入待ちとなりました。

おっと、その前に・・・、仮剪定屑の焼却処分を行い、ホームセンターで取り寄せて頂いている中支柱の製作用資材の引き取りを済ませ、中支柱の加工作成を行なっていかなければなりません。

まだまだ忙しい日々は続きそうです。

 

 

 

 

 

 

支柱の処分

ぶどう棚の解体作業も一応完了しましたので、棚の新設用資材が来る前に、散乱している取り外した支柱を片付けておきます。

大問題の石製隅柱の撤去ですが、様々思慮した結果、私一人の力ではどうにもならず、自力での撤去は不可能と判断し地元の産廃業者さんに相談する事に・・・、人力で無理なら機械をと、ユニックのレンタカーも考えましたが、小型移動式クレーン技能者講習の資格保有が必須条件なようで・・・、今から資格を取得する時間的余裕も有りませんし・・・、正に八方塞がりお手上げ状態です😭。

取り敢えず電話で状況説明し、ご相談を・・・、電話では分からないので、現場で状況を見てみますと、程なくして営業さんがやって来てくれました。

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3本のうち2本は農道に接していますので、ユニックですんなり大丈夫でしょうと・・・。

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問題は、四方を田畑に囲まれたこの1本です。

農道とは東側に約30m、北側に約40m離れています。

4tユニックでもブーム長は10m前後、届く筈が有りません。

重機か人夫を入れて、一旦農道の近くまで運び出すと、少し割増料金になるようです。

お隣さんの田んぼにユニックを入れる事が出来れば、ユニック一車作業員さんお一方のみでの作業になりますので、一番安く上がるとの事です。

お隣さんは同業の大先輩、この辺りの大御所の方です。

早速少し緊張した面持ちで、ユニックの進入許可を頂きにご自宅へ・・・、無事にご快諾頂けましたので、概算見積もりは約2万5千円との事でした。

その場で作業を発注し、作業日を待つ事となりました。

ついでに、恐る恐る持ち込みでのコンクリート産廃処分料を聞いてみる事に・・・、1t当たり3.500円との回答でした。

以外と安いですね。

今まで勝手に高額だと思い込み、問い合わせる事も無く、廃棄のコンクリート支柱は圃場の隅に並べて処理してきましたが、この料金ならば綺麗サッパリと処分出来そうです。

問題は、1圃場のコンクリート支柱の総重量が一体どの位有るかですが・・・。

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物は試しと言いますので、一度処分場に持ち込む事に・・・、営業の方にお聞きすると、処分場は美星に在るようで、ここからだと15分程で到着出来るようです。

山の上ですねー、あまり大量に積むと、登れなくなっても困りますので程々に。

先ずはゴツい方の隅柱用周囲柱を主に積み込みます。

それにしても重い・・・、片側を持ち上げ荷台まで引き摺って進み、持ち上げている片側を軽トラのアオリの上に乗っけます。

うっかり滑らせて、足の上にでも落としてしまったら一大事です。

足の甲が粉砕骨折ともなり兼ねませんので、慎重に積み込みます、

一息付いてもう片側を持ち上げ、スライドさせて積み込みます。

取り敢えずこの位にして、一度走りましょう。

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走り出すや否や、フワフワフニャフニャ、明らかに積載オーバーの走行フィール・・・、無事にたどり着く事は出来るのでしょうか?

国道を横断し、峠道を登ります。

近づくにつれ、画像よりも道は益々細くなり、険しさを増して行きます。

対向でダンプが来ないよう祈りつつ・・・。

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営業さんのおっしゃる通り、約15分で到着。

随分山の上まで来ました。

何せ美星町ですから、夜に来れば星が大層綺麗な事でしょう。

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カンカンで総重量を計測して投棄場所に投棄し、再びカンカンへ・・・。

1回目は480kgでした。

瓦礫を降ろした帰り道の軽い事、ガンガン峠を攻め下ります。

調子に乗り過ぎてスピンさせない程度に・・・、過去に3台程峠で愛車を大破させた、若かりし頃の苦い経験も有りますので😓。

今思うと若気の至りとは言え、万一人を巻き込んでいたらと思うと・・・😨、いけません!安全運転で圃場まで帰ります。

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2回目を積み込み再び処理場へ・・・、2回目は530kgで、3回目は550kg。

大体2/3位は片付きましたので、此処らで精算し、残りは私有地に投棄する事にします。

この為に家と一緒に引き受けましたので、使用しないと勿体ない・・・、少額とは言え、固定資産税も納税する分けですし・・・。

代金は締めて、1.560kgで6.006円となりました。

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購入した家に付いてきた畑?2枚、荒れ放題で何処が何処やら???。

因みに山の一部と、墓地が二つ在るようですが、何処だかサッパリ分かりません。

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圃場奥の重い隅柱用の支柱は、細切れにして運び出して積み込みます。

程々?に積み込んで、一度投棄しに走ります。

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草の下がどうなっているかも分かりませんし、ここらはハブも出るらしく、あまり奥に入りたくは無い為、なるべく手前に投げ入れました。

画像を撮った後に、もう一度積み込んで投棄し、後もう一息・・・、大方運び込み投棄した頃になって、私の私有地はもう二段上の二段と判明😱😱😱😱😱!

偶々山仕事をされていたご近所さんに指摘を受けました。

どなたの畑かお聞きし、直ちに畑の所有者のご近所さん宅へ事情説明と謝罪に・・・。

私のぶどうも買って頂いている、良く知った方でしたので、移動は何時でもええよーと優しく・・・、無事事なきを得ました。

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そうは言われましたが、それでは私の気が済みませんので、疲れた体にムチ打ち直様移動を開始します。

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汗だくになりながら、一時間弱で1t分位の瓦礫を移動し終わりました😓。

非常にくたびれる1日となってしまいました。

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支柱の重みで軽トラのアオリは少し変形し、アオリのプロテクターはボロボロになってしまいました😭。

荷台もドロドロです😭。

 

 

ぶどう棚解体 ⑦

ぶどう棚の解体作業も残すところ、幹線(横)、周囲線、隅柱の取り外しで終了となりますので、一気に片付けてしまいましょう。

幹線(横)と周囲柱の取り外しは、前回の⑥と同じ作業です。

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全ての幹線と周囲柱を取り外し、周囲線はもうタルタル状態です。

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と、その前に隅柱が倒れてしまうと、隅柱の引き下げ線が取り外し難くなりますので、先に引き下げ線をボルトクリッパーで切断し、取り外します。

その他、隅柱に巻き付いている番線も取り外します。

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2本目の隅柱の引き下げ線を取り外していると、ドスンっと何やら鈍い音が・・・。

何事かと音のした方に目をやると・・・😱、例の墓石3つ分の石の支柱が倒れているではないですか💦。

まだ引き下げ線を取り外していない分です。

もし取り外し作業中だったなら、恐らく下敷きになっていた事でしょう。

運良く助かりました。

試しに腰を切ってみましたか、ピクリとも動きません。

恐らく200kg位はは有りそうです。

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折角軽トラに、電動ウィンチを付けていますので、ウィンチで引っ張り出そうかとも考えていましたが、引っ張り出した所で、せめて片側が持ち上がらなければ積む事は出来ません。

持ち上がるどころか、倒れた位置からズラす事も転がす事も出来ません。

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一体どうしたものか・・・、と考えながら倒れた隅柱の引き下げ線を取り外していると、又ドンっと鈍い音が・・・。

先程作業していた隅柱が倒れています。

もし倒れるのが5分程早かったなら、死んでいたかもしれません😱。

太いので倒れてこないだろうと甘く見ていましたが、油断禁物ですね。

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気を取り直して、解体の最終作業、周囲線の取り外しを・・・、ボルトクリッパーで細切れにして行き、無事に解体作業は完了しました。

取り外した棚線と周囲線と引き下げ線を、軽トラに積み込みいつものスクラップ屋さんへ・・・、2回に分けて運搬し、トータル130kgで2.860円となりました。

取り外していると、一本一本の重さは大した事が無いように思いますが、纏めると結構な重さになるものですねー。

まあ新品の半鋼線が一巻き50kgなので、そんなもんですかね。

午後から取り外した支柱の処分を・・・、その様子と問題の石の隅柱の処理については、又後日記事にしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ぶどう棚解体 ⑥

いよいよ棚の解体作業もクライマックスを迎えようとしています。

気合いを入れ直して、一気に畳み込みましょう!

仮剪定も終わり、成木もスッキリした所で、残った成木部の側線を取り外し、いよいよ幹線の取り外しに掛かります。

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引き下げ線を取り外します。

棚線はそれぞれ張り合って調和を取っていますので、側線を取り外した今は、もう殆どテンションが掛かっていませんのですんなりと外れます。

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幹線を切断し、支柱に巻き付けます。

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対面も同様に。

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残った幹線を取り外せば、周囲柱はフリーになります。

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何とか持ち堪えてますね。

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数列行うと、奥側の周囲柱がかなり傾いてきましたので、先に周囲柱を取り外してしまいます。

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残っている巻き付いた番線を取り除きます。

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周囲柱の頭を周囲線からかわしてやれば、自身の重みで土をめくり上げて、周囲柱は簡単に抜けます。

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途中で折れる支柱も有りますので、残骸もシャベルでこじって抜いておきます。

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この圃場の棚は、何故か縦方向の周囲柱にのみ、通常隅柱に使用するコンクリート柱が使われていますので、非常に重いです💦。

普通のコンクリート周囲柱でも結構重いですが、恐らくその倍近くは有りそうです。

片端づつならば持ち上がり、引き摺る事は出来ますが、一人で完全に持ち上げるのはどうやら不可能なようです。

手前側は、片側づつ持ち上げて軽トラに積む事が出来ると思いますが、問題は奥側です。

近くに車を付ける事が出来ません。

農道は有りますが、圃場より階段3段分位高い位置に有ります。

弱りましたね、何か対策を考えなければ・・・。

そう言えば、圃場③の解体時も移動するのを諦めて、端に寄せたまま、まだ置きっぱなしでした。

圃場③は隅柱分の4本でしたからあまり邪魔にもなっていませんが、流石に片側で17本も有りますので・・・。

画像では分かり難いですが、上が隅柱用で下が周囲柱用です。

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それ以上に強敵なのは、この隅柱です。

少し小振りな墓石を、三つくらい切り出せそうな石製の支柱、隅柱4本のうち3本がこの石の支柱になっています。

はてさてどうしたものか・・・🤔、私のユンボではお尻が浮き上がって持ち上がらないでしょうし。

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取り敢えずは、縦の幹線と縦側の周囲柱を全て取り外しました。

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程なく、周囲柱の移動の件は解決しました😄。

経年劣化が非常に激しいので、支柱同士をぶつけてやれば、訳無く折れる事が分かりました。

このように細切れにしておけば、私有地に投棄する時も楽ですね。

後は幹線(横)と側面の周囲柱、周囲線、隅柱を取り外せば解体は完了となります。

SV05の購入に98%ぐらい心が傾きましたので、値引き交渉を開始しました。

本部と相談して、週開けに連絡しますとの事です。

ヤンマー側は、かなり購入して欲しそうな素振りですので、どうやら脈は有りそうです。

ヤンマーさん良い返事を期待しています😝🙏!

 

 

 

 

 

 

 

仮剪定と修理中のユンボの現状

今年は完全落葉まで、仮剪定を行うのを待ちたかったのですが、これ以上解体作業が進まなくなってしまいますし、なにより解体で残す幹線や支柱への負担は少しでも軽くしたいので、まだまだ葉の残る中、泣く泣く仮剪定を行う事にしました。

昨年より約1週早く行う事となりましたが、この所朝晩の気温は急激に下がり、葉の枯れ込みや変色も大分進行していますので、もうあまり光合成もしないであろう、又、来期生育の為の貯蔵養分も十分貯め込んだであろうと、こちらの都合の良いように考える事にし、思い切って行う事にします。

後は残った葉に頑張ってもらいましょう。

来年は3年生(来年4年生)シャイン18本も収穫出荷の一翼を担ってくれますので、まあ大丈夫でしょう。

良いぶどうが出来そうな予感がしますので、期待大大大!です。

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仮剪定前です。

放ったらかしなので、鬱蒼としていますね。

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愛用のチカマサ剪定鋏を準備します。

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誘引線の所まで切り戻します。

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相変わらずシャインの枝は硬いですねー。

握力を消耗します。

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スッキリとしました。

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成木3本でも仮剪定屑は、これだけの量になります。(一かたまりでは無く八かたまりです)

結構な量ですねー。

成園となった暁にはこの大凡10倍に・・・、想像したくは無いですね💦。

今年も、お隣さんの田んぼで焼却させて頂く手筈になっていますので、それまで暫く放置して、少し乾燥させる事にします。

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成木の仮剪定を終えると、一気に閑散としてしまいますねー。

少し寂しいセンチな気分になるのは私だけでしょうか?

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続いて育成若木です。

私は、通常育成若木の仮剪定は行いませんが、これも残す支柱と棚線が崩れ無いようにと、少しでも負担を軽くする為に行います。

画像は圃場②唯一の3年生、一文字整枝のシャインです。

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一年で残して良い延長枝の長さは、基本的には18節とされています。

それ以上残すと、翌年に発芽不良などを起こしたりし、良い木には成長しません。

今季の伸ばし始めから数えて18節+αで切除しておき、本剪定で18節まで切り戻す事にします。

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末期に伸びを抑える為、枝先を下げますので、その箇所が下向きに湾曲しています。

大体、丁度その辺りで切り返すと、22〜23節位になりますね。

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こちらは2年生ピオーネです。

又、延長枝が太り過ぎたようです。

流石に片手では無理なので両手で・・・、切り落とすのにノコを使いたくなります。

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SV05の新車の見積もりが上がったとの連絡が有り、仕事を早めに終わらせて、ユンボを修理に出しているヤンマー農機へ・・・、ついでに修理中の私のユンボの状態を覗き見・・・。

丁度、問題の排土板の油圧シリンダーを取り外し、O/H作業中でした。

どうやらシールキットの交換だけで済みそうです。

シールキット約2.5万円、O/H工賃及び作動油で約1万円、計約3.5万円で収まる模様です。

10万円コースを覚悟していましたが、比較的安く済みそうで一安心です。

それにしても工賃はオイル代を含む油圧シリンダーの脱着及びO/H一式で、約1万円と妥当な線ですが、部品代がシールキットで2.5万円は少し高過ぎですね。

どの様なシールキットか分かりませんが、車なら高くても2〜3千円、下手すると数百円です。

シールキットなど、ユンボにとっては消耗品と言っても過言では無いと思われます。

建機メーカーにも、もっとユーザーサイドに立った企業努力を求めたいですね。

余談ですが、オイルの原価は非常に安いです。

普通に買うとℓ当たり1.000円程します(低グレードの安物は別として)が、自動車屋さんのように200ℓのドラム単位で仕入れると、最高グレードでもℓ当たり200円を切ります。

因みに私は、日産純正の折々のトップグレードオイルをドラムで仕入れていました。

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ヤンマー製ミニユンボ SV05Bのカタログです。(08、09との共用カタログになっています)

SV05は機体質量450kg、機械質量550kgの、ヤンマー建機では一番小さなユンボになります。

眺めていると、益々欲しくなってきますねー。

2本の走行レバーが私には輝いて見えますねー。

これなら超小旋回で、ユンボのお尻を支柱にぶつける事もないでしょう。

スイングも勿論使えます。

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ヤンマー建機の営業さんが、私がB05のユーザーと言う事で気を回し、違いが分かるようにとB05のカタログも送ってくれたようです。

カタログは残っていたみたいですが、B05はとうに絶版となっていますので、新車は手に入りません。

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家に帰ってじっくりと2台の諸元表を見比べます。

私が果樹農家と知った建機の営業さんから申し伝えが有りましたが、B05よりも転倒し易いので斜面では使用しないで下さいとの事です。

トラックの積み下ろしにも注意が必要なようです。

諸元表を見比べるとなる程、重量はB05より50kg重いものの(空冷単気筒のB05と違い水冷2気筒ですからE/gがなり思いのでしょう)、車体は大分コンパクトに出来ているようです。

小旋回でお尻も短く、重心はかなりセンター寄りで、シート位置も高く高重心です。

キャタサイズもB05よりコンパクトで、車で言う所のトレッド幅とホイールベースが小さいようです。

走行する事に主眼を置いている車と、一概に比較する事は出来ませんが、車でも低重心でホイールベースが長く、トレッド幅が広い程安定します。(コーナリング理論とは又別問題で、一般的な走行の場合ですが)

私は今のB05でも一度転倒させた経験が有りますので、これは慎重に作業をしなくてはいけませんね。

気になる走行スピードは、0.3km/h増しの1.9km/hです。

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気になる見積もりですが、税込の標準価格が¥2.177.010ー、ヤンマー 農機を介しての購入と言う事で、値引き後価格が税込¥1.485.000ーとなりました。

ウ〜ム🤔射程圏内ですねー。

ディラーは標準価格を提示していますが、メーカー自体は標準価格など開示していません。

ホームページにもカタログにも標準価格の記載は無く、無論価格表も有りません。

一見大幅値引きのように思いますが、これは実質ディラーのオープンプライスです。

つまり言い値ですね〜。

本来の値引きでは無いにしろ、最初にこの値引き額を提示されると、これ以上の値引き交渉は難しいでしょう。

金額的には妥当な線だと思いますが・・・。

各メーカー共、標準価格の開示をしていませんが、ネットで調べてみるとオモチャのようなコマツのマイクロユンボPC01(0.3t)が大凡100万円、0.8tクラスが200万円〜との記事が有りましたので、この位だろうと予想していましたが。

オプションパーツはあまり有りませんが、平爪のバケットと多種類キー(各重機共通キーでは無い各機体専用キー)を問い合わせてみた所、オプションの多種類キーが約2万円、平爪バケットのオプション設定は無く、ノーマルの爪付きバケットをサービスで加工作成しますとの事でした。

これ以上の値引きが駄目なら、多種類キーのサービスで交渉してみますかあ😜、っともう気持ちは九割がた購入に傾いていますねー。