隅柱の撤去
取り外した支柱の撤去作業を行っていると、11時前後に電話が鳴りました。
産廃業者の作業員さんからで、今から向かいますとの事です。
程なくして、私にとっての頼もしいヒーローが、積み3tのユニック車に乗ってやって来てくれました。
到着して直ぐ、問題の隅柱1本を確認し、少し曇り顔・・・。
田んぼへの、車両進入許可を取り付けている旨を伝えると、恐らくオイルパンが当たるので進入は不可との事です。
それによくよく考えると、ユニックは左右に固定脚を出して車両を安定させなければなりません。
いくら乾いて固くなった土とは言え、田んぼの中では安定性を図れないかも知れません。
私の浅はかな素人考えでした。
結局支柱にロープを掛け、ロープをユニックで引っ張り、吊り上げ可能な位置まで引き摺り出す作戦に・・・。
果たして、見事支柱の撤去は成功となるのでしょうか?
ここはプロの作業員さんを全面的に信頼してお任せし、私は大人しく見守る事にしましょう。
ロープの一端を支柱に結び付け、もう一端をユニックのクレーンフックへ。
作業員さんの作業操作が始まり、ユニックが動き始めます。
複雑な作業操作でロープが張り詰めていきますが、支柱はなかなか動き出そうとはしません💦。
ユニックでも吊り上げ作業と違い、引っ張り作業ではかなり重いようです😓。
ロープもはち切れそうです😓。
作業員さんが、更に繰り返しブームとクレーンを複雑に操作し、格闘する事数分、漸く支柱がズルズルと動き始めました🙌👏!
引っ張ってはロープを詰め、引っ張ってはロープを詰めし、15分位掛かり、漸く支柱は田んぼを縦断して吊り上げ可能ポイントまで到着しました。
これは、軽トラに付けている電動ウィンチでは役不足・・・、とてもじゃ無いですが不可能ですね。
更に複雑なユニックの作業操作・・・、素人の私がレンタルユニックで行う事は・・・。
重ね重ね、浅はかな素人考えでした😓。
ここからはユニックの本領発揮、吊り上げ作業です。
作業員さんがロープを解いて、吊り上げベルト2本を支柱に掛け、更にベルトにフックを掛けます。
エンジン音が高鳴ると共に、スルスルて支柱は吊り上げられて荷台の中へ。
1本目の支柱の回収は、無事に成功と相成りました。
お次は、まだ転倒せずに持ち堪えているこの隅柱が標的です。
吊り上げベルトを複雑に掛け、先ずは支柱を引っこ抜きます。
数秒でスンナリ引っこ抜けました。
一度完全に降ろし、ロープを2本に掛け換え、再び吊り上げて2本目回収成功です。
流石はプロ、丁寧な仕事をなさいます。
私なら安全性など考えず、引っこ抜いてそのまま吊り上げて積んでしまう事でしょう。
見習わなくてはいけませんね。
続いて3本目、これは直吊りのみでアッサリと回収です。
約一時間半程で、隅柱3本の撤去は無事に終了しましたので、作業員さんにお礼と労いの言葉を伝え、支柱は処分場へと向かいました。
これにて、廃棄資材の回収と処分も全て終了し、新設資材の搬入待ちとなりました。
おっと、その前に・・・、仮剪定屑の焼却処分を行い、ホームセンターで取り寄せて頂いている中支柱の製作用資材の引き取りを済ませ、中支柱の加工作成を行なっていかなければなりません。
まだまだ忙しい日々は続きそうです。