ぶどう棚セルフ工事 その2
横線を張り終え、同じ要領で縦線も張りましたので、次はメッシュ線を張り始めました。
横線張りの最終段階(年末)に、周囲柱の数を数え間違えていた事に気付き、急遽周囲柱を2本作成したのですが、敷石2個が未だ届かず縦線張りが1列分残っていますが、張れる箇所からメッシュ線を張っていく事にしました。
横線と縦線6列の内5列を張り終え、木を吊って残していた中柱と仮吊りしていた番線を撤去しました。
B型のトンネルメッシュ巾は120cmですので、周囲線の縦線から左右60cm測りマジックでマーキングします。
対面も同じく。
メッシュ線は#10の半鋼線を使用します。
円周を計算して、巻数を数えて切り出します。
圃場の縦の距離は約55mですので、25巻にて切り出しました。
万が一張っている途中で、短い事に気付くと悲惨な事になりますので、余裕を持って長い目に切り出します。
片方の端を周囲線のマーキングした位置に巻き付けます。
朝一で手が悴んでいたのと、隅柱が邪魔をして、上手く巻き付ける事が出来ませんでした😂。
気にせず、横線の上に番線を通していきます。
たまに横線の上を越すのを抜かしてしまう事があるので、注意して行います。
又番線の巻きを解きながら通していると、不意に絡まって知恵の輪状態になる事もあるので、これ又慎重に行います。
対面の周囲線に到着したら、少し余裕を持って折り曲げて仮止めします。
半鋼線はとても硬く、少々の事ではクセが付いたりしないので万一外れると、ビヨ〜〜ンと一気にスタート位置まで巻き戻ってしまうので注意です。
仮止めしたら、もう一度スタート位置にズレが無いか、全ての横線の上を越しているか確認します。
ズレ等が無ければ、張線機のワイヤーフック側を周囲線のマーキング位置のなるべく近い箇所に巻き付け、カムラー側はメッシュ線を軽く手で張りながら噛み込ませて、張線機をセットします。
余った番線は、巻き付けの邪魔になるのでカットします。
張線機で適度に張れたら周囲線に巻き付けて固定しますが、固定してしまうともう後戻りが出来ませんのでもう一度各部のチェックを実施します。
こちら側も巻き付けに失敗してしまいました😭。
これにてメッシュ線張りは、1列の片側完了です。
同じ要領で、残り11本を張っていきます。
2本目以降は割と綺麗に巻き付ける事が出来ました。
この圃場は横幅が狭く、6列張るにはかなり無理が有りますが、すでに植え付けをしてしまっているので変更は出来ません。
隣のトンネルメッシュまでの距離は約30cmです。
今後の作業性の悪さが予想され、先が思いやられますね。
プランター栽培シャインマスカット
正月で大阪の実家に帰省していましたので、実家でプランター栽培しているシャインマスカットについて、記事にしたいと思います。
このシャインマスカットは、定植した苗木が万が一枯死してしまった時の為に、スペアとして一昨年の春に圃場に植えた物です。
定植したシャインマスカットは、全て何事も無く無事にスクスクと成長しましたので、昨年の春プランターに植え替え、実家にて栽培してみる事にしました。
何故か元々一年目から弱々しく成長の悪い苗木でしたが、掘り出す折に根を大量にズタズタに切った所為か、はたまたプランター栽培では根域が狭過ぎて無理が有るのか、肥などもかなり施用しましたが、昨年も主幹は全く太くならず、8本出した新梢はヒョロヒョロで伸びず、葉っぱに至っては赤ちゃんの掌程度の大きさしか有りませんでした。
無論のこと房など付けよう筈も無く、残念な結果に終わる事になりました。
春に発芽するであろう芽も、今のところ非常に貧相な物になっておりますが、果たして今年は無事に成長し、小さいながらも房を付けてくれるでしょうか・・・。
乞うご期待ですね。
又追々、記事にしていきたいと思います。
左右に計8本の枝を伸ばせるように、仕立てています。
ご覧のように弱々しくなりました。
剪定の次期に帰る事が出来るかどうか分かりませんので、剪定を実施しておく事にしました。
大阪はあまり寒くないので大丈夫でしょう。
芽が貧相で心配なので、2芽剪定しておきました。
ぶどう棚新設工事 セルフ工事編
施工業者による新設工事も無事に終了しましたので、ここからは自らの手で新設工事を行います。
横線の上に縦線を張るので、全ての側面周囲柱の取り付けと横線張りを先に行っていきます。
周囲柱と棚線の配列は元々の棚に合わせますので、元の周囲柱を除去した穴を目安に下穴を掘り進めます。
広目に掘り広げて元の敷石を取り除きます。
なんと!ブロックが出てきました。
よく割れなかったものです。
殆どの個所に、下の画像のような石かブロックが収められています。
流石は自作の棚ですねえ。
新たに入れる敷石の背面が傾斜になるように、シャベル(地方によってはスコップ?私は大阪の出身なものでデカイ方をシャベルと呼びます)を寝かせてはすに掘っていさます。
敷石と周囲柱を仮置きして、周囲柱の角度と周囲線に合うか確認します。
周囲柱が出過ぎている場合は、敷石が後退するようにさらに土を削り、引っ込んでいる場合は土を敷石の背面に詰めて敷石を前進させます。
ここは少しだけ足りていなかったので、土を少し入れて固めておきました。
バッチリ合ったようです。
敷石は水抜きのスリットを下にして入れます。
プロの方は出来栄えを良くする為に、角度等を細かく調整しますが、私は面倒くさいので高さが大体合ってればOKとします。
あまり細かい事は気にしません。
対面も同じく。
番線の巻きからアンカー線2本と横線1本分を切り出します。
業者さんのようにリールが無いので長さが測れ無い為、巻き円の直径を測り一巻きの円周を計算し、適当に少し余裕を持って長めに巻数を数えて切り出します。
アンカー線・棚線・メッシュ線は#10を使用します。
業者さんが言うには、最近は全て#12を使用する方が増えているらしく(#12の方が細いので扱いも楽ですし、安くも済みます)強度も大丈夫らしいのですが、私としては#12では怖いですね。
サンロックを組み立てておきます。
横線の片側は括り付け、片側はサンロックを取り付けて張りを調整出来るようににします。
これを付けておけば、後々棚線が緩んできても簡単に張り直す事が出来ます。
上手く出来た物で、入れる方向には動きますが抜ける方向には絶対に動きません。
故に、締め過ぎてしまうと二度と緩める事が出来ませんので注意が必要です。
組み立ては簡単で、本体横のスリットにU字線の切り欠き部分から入れて(切り欠きは2本が少しぐいちになっているので、少しズレても外れにくくなっています)、先端のストッパーまでスライドさせて完了です。
分量外の単管パイプを用意してアンカー線を加工します。
アンカー線の片端をパイプに巻付けて、解けないように捻って輪っかを作ります。
周囲柱に取り付ける時に行っても良いのですが、半鋼線は非常に硬い為予め加工しておいた方が楽です。
出来た輪っかを90度くらい曲げます。
上をネックロック、下を巻付けクリップで取り付ける事も出来ますが、節約の為旧式の方法で行きます。(一つ数百円の資材でも数が多いので、あっという間に万単位になってしまいます)
周囲柱の頭にアンカー線の輪っかを引っ掛けて仮付けします。
横線と対面のアンカー線を同時に張る必要がある為、本来ならば締め機が3セットいるのですが、1セットしか無い為ラチェット式の荷締ベルトで代用しますが、強度が不足していますのでベルトの破断やフックの変形による外れに注意しなければいけません。
パンパンに張る為外れて跳ねると非常に危険です。
アンカー線の輪っかとアンカーにフックを掛けて周囲柱の高さを調節します。
横線を掛けて張っていくと、周囲柱が立ち上がって高くなるので、その分を見越して少し低めにセットしておきます。
棚線の片端を周囲柱の頭に括り付けて、対面の周囲柱まで引っ張り、折り曲げて周囲線に引っ掛けておきます。
締め機のワイヤーフック側を、周囲柱のなるべく高い位置に二重に巻付け(一重だと滑り落ちてきます)カムラー側を棚線に噛み込ませて締め込んでいきます。
ベルトが伸びて周囲柱が上がってくるので、目標の高さより少し上がったくらいで締めるのを止めます。(次にアンカー線を張ると又下がる為)
余分な線をカットして、先端からサンロックを挿入し、周囲柱の頭部に引っ掛けます。
入れ過ぎると二度と出せ無くなり、周囲柱の頭部まで届かなくなるので注意します。
挿入した番線の先端を軽く引きながら、工具等でサンロックを叩いて締まる方向にスライドさせて締め機を取り外します。
アンカー線を締めて固定すると、棚線も締まるのでここでは程々に締めておきます。
全て締めて緩い場合は、最後に締め直します。
締め機のワイヤーフックをアンカーに、カムラーをアンカー線に噛み込ませて締め込んでいきます。
アンカーに番線を固定して締め機を開放した時に少し緩んでしまうので、その分を見越してきつめに締め込みます。
締め込んだらアンカーに番線の先端を通して、たるまないように手で伸ばしながら先端を引き込み、折り曲げてクセを付けます。
外れないように手で結って、先端を折り曲げて固定します。
アンカー線の上部と棚線の括り付けた先端の余った部分は、邪魔にならないよう周囲線に巻付けておきます。
締め機を開放して取り外し、棚線とアンカー線の緩みを確認して、緩いようだと再度棚線を締めてサンロックを調節します。
再度番線の締まりと棚面の高さを確認し、OKでしたら周囲柱がズレていないのを確認し、穴を埋め戻して、横線一例完成です。
一人で行うと、一日に5列ぐらいが限界ですねえ。
半分以上張り終えました。
横から見ると周囲柱の頭の位置と、周囲線の位置がバラバラでガタガタですね。
このあたりがプロと素人の差ですね。
まあ実用性重視ですのでOKとしましょう。
荷締めベルトのフックがかなり変形してきました。
やはり700円のベルトでは強度が足りないみたいでダメですね。
横線が終了したら次は縦線を張っていきます。
ぶどう棚新設工事 その2
本日ぶどう棚の新設工事2日目で、終了予定日です。
今日は周囲線を張る為、4人の作業員さんが来てくれました。
前回の引き続きで、仮固定していた隅柱にアンカー線を仮止めします。
各隅柱にネックダブルクリップを引っ掛けていきます。
周囲線用ワイヤーヨリ線を適度な長さに2本カットし、ネックダブルクリップを巻きつけます。
下側は引留用巻付けクリップをアンカーに通して、軽く手で引っ張りアンカー線の下端に巻きつけます。
両側の下端を仮止めして完了です。
各隅柱4本同じように行います。
残りのワイヤーヨリ線をリールにセットします。
これが有るとワイヤーも番線もほどき易くて便利です。
自分で行う時には用意出来ませんが・・・。
リールを圃場の側面中央に移動し、ワイヤーを引っ張って圃場をぐるり一周します。
一周したら少し長めにカットし、締め機を取り付けます。
四隅を隅柱の頂部に引っ掛けて取り付け位置にもっていき、締め機で張り込んでいきます。
ある程度張れたら直線用巻付けクリップで仮固定し、余分なワイヤーをカットします。
向かい側を繋がったまま、締め機で張っていきほぼ本締め状態までもっていきます。
隅柱のアンカー線2本にそれぞれ締め機を掛けて、隅柱の高さや角度を微調整し再び巻付けクリップで固定します。
四隅とも調整が終わったら、先程張った向かい側のワイヤーを張りなおし、弛んだ部分をカットしてクリップで固定します。
周囲線の高さがOKならば、これで周囲線は完了です。
元々入っていた敷石を掘り起こして取り除き、周囲柱の高さが周囲線に合うように角度を付けて掘り進め、敷石を入れて周囲柱を仮付けします。
真向かいも同じく。
アンカー線を周囲柱の頂部にくくり付け双方共に締め機を取り付けて、高さを合わせます。
横線の片側を周囲柱にくくり付け、もう片側と周囲柱に締め機を掛けて横線を張り込みます。
横線の張り具合と周囲柱の高さが丁度良い所で、アンカー線の下部をアンカーに通して固定し、アンカー線の締め機を取り外します。
全体に少し緩むので、横線を増し締めします。
各線の張り具合や高さが良ければ、サンロックを取り付けて締め機を取り外して完全にロックさせます。
張り具合や高さに問題が無ければ、これで周囲柱と横線一列の取り付け完了です。
周囲線が緩んだり隅柱が動いたりしない最低限の周囲柱と横線四列を取り付けて頂き、これにて工事発注分は終了です。
作業員の方々ご苦労様でした、ありがとうございました。
ここから先は自分で行っていきます。
この後、周囲柱と横線一列を自分で張った所で日が暮れてきましたので、本日はこれで終了しました。
プロのように綺麗に張れませんが、まあまあOKと言う所です。
又、後日自己工事編をお届けしたいと思います。
ぶどう棚新設工事スタート
やっとぶどう棚の新設工事が、本日スタートしました。
今回の発注内容は、全アンカーの打ち込み・隅柱起こし・周囲線張り・周囲線が緩まないよう最低限の周囲柱起こしです。
残りは自分で行います。
圃場3 面積は6畝です。
あっさりと2日で終わるみたいです。
流石はプロですねえ。
作業員の方は2名です。
手配した資材は隅柱4本・同キャップ4個・同敷石大4個・同巻きつけクリップ8個・周囲柱の敷石中52個・アンカー(ミニカブト2号)8セット・アンカー(ミニカブト1号)52セット・周囲線巻きつけクリップ2個・周囲線ワイヤー(2.0×7本撚)200m×1巻・半鋼線#10 50kg 2巻・同#12 50kg 1巻・クロスクリップ#10 360個・同#12 240個・サンロック26個・トンネルメッシュ(B-2型)138枚・同クリップ580個・同天井クリップ144個・同アーチパイプ144本です。
資材代で70万弱、後は自分で用意した周囲柱52本・同キャップ52個・中支柱120本でトータル資材代だけで、軽く100万円オーバーです😭。
プラス施工費ですね・・・恐ろしい・・・頑張って良いぶどうを作って沢山売らなければ・・・。
今回だけは新規就農のご褒美で、県と町から合わせて45万円の補助金が出るので少し助かります。
左が隅柱で右が周囲柱です。
倍ぐらいの太さですね。
近くで見ると結構な迫力です。
先ずはアンカーの打ち込みです。
昔は打ち込んで行くと二つのリングが揃うタイプのミニティーアンカーが主流でしたが、現在の主流は画像のミニカブトアンカーです。
こちらの方が強いらしいです。
隅柱用の物は少し大きくなっています。
引っ張り強度の違いですね。
先に矢のような部品を打ち込み、その上から黒い部品を打ち込むと、黒い部品が土中で開きながら潰れてアンカーが抜けなくなる仕組みです。
大まかな位置決めをします。
専用の工具で手打ちも出来ますが、数が多いと大変なので機械で打ち込みます。
よく工事現場でアスファルトやコンクリートを砕くのに使用されているエアー式のコンクリートブレーカーの先に、専用の治具を装着した物です。
勝手ながら私としては、手打ちを期待していたのですが(一度自分で打ち込み経験したかったんですが)少し残念です。
ここらは元々川だった為か、地盤が柔らかくかなり打ち込み易いみたいです。
代わりに抜け浮いてくる心配がありますが・・・。
打ち込んだ後機械の先が抜けにくい時は、専用の工具で引き抜きます。
アンカーを打ち込んだら、黒い部品を被せて少しハンマーで打ち込みます。
再び機械で土中で羽が開くまで打ち込みます。
ものの数分で完了です。
機械の力は偉大ですね。
うちは地盤が緩い為深めに打ち込んでいます。
ここは元々自作で棚を作っていたみたいで、アンカーの代わりにデカイ石に太い番線を括り付けて土中に埋めている為、躱し躱し打ち込んでいきましたが、所々石に当たって浅めの所があるのが心配です。
作業員の方は大丈夫だと言っていましたが・・・。
と言うけであっと言う間に、4時間程で全て打ち終わりました。
続いて隅柱の起こしです。
元々の隅柱のあった穴を掘り広げて、敷石等(ここはどデカイ石が入っていました)を除去します。
角度等を計測し、穴の斜面の角度等を微調整していきます。
ちなみに棚の高さは180cmでお願いしました。
私には少し高いのですが、先々で少し下がったりするのを見越して高い目にしました。
スリットを下向きに敷石をいれます。
スリットは鉄管内の結露による水分を逃がして、鉄管内部の錆を防ぐ為に設けられています。
隅柱を入れ、敷石と隅柱の角度や高さを微調整し、仮固定します。
四隅に隅柱を仮固定して、本日は終了となりました。
作業員の方、寒い中お疲れ様でした。
次の作業は25日(水)の予定です。
スプリンクラー の見積もりも上がってきましたので、早速部品の手配等をお願いしました。
棚が完成次第、2月か3月に行う予定です。
アンカーが浮いてきたら分かるように、ビニールテープでマーキングしておきました。
休眠期
朝晩の冷え込みも厳しくなり、いよいよ冬本番となってきました。
私の圃場のぶどうの木も葉っぱが全て枯れ落ち、しばしの冬眠に入りました。
ぶどう棚の新設工事もようやく決まり、いよいよ明後日からスタートします。
落ち葉も全て回収し終わり、綺麗に片付きました。
苗木の仮植え
昨日JAに注文していたぶどうの苗木(クイーンニーナ2本とマスカットオブアレキサンドリア1本)が届いたので、早速圃場の隅に仮植えしました。
2月下旬に定植予定ですので、それまでしばし冬眠です。
苗木には接ぎ木と挿し木がありますが、必ずウィルスフリーの接ぎ木を使用します。
ここはケチってはいけません、挿し木では良い木になりません。
苗木を斜めに寝かせられるよう少し土を掘ります。
枝先が斜め上に向くように苗木を寝かせます。
根は昨日苗木が届いた直後から、濡れ新聞でくるんで予め湿らせておきました。
接ぎ木部分が外に出ないように、厚めひ覆土します。
先端のみ少し見えるようにします。
根が埋まっている所を踏みしめて、根を軽く活着させます。
潅水します。
苗木は寒さと乾燥に弱いので、覆土の上にさらに稲藁の布団を掛けてあげます、
あとは春までおやすみ💤、冬眠です。