オーロラ着色不良対策に・・・、気休め
近年色付きぶどうの着色不良が、深刻な問題になっています。
その原因の大きな原因と言われているのが、地球温暖化による気温の上昇です。
ぶどうをより良く着色させる為には、着色期における昼夜の寒暖差が必要です。
昼間の気温上昇は大きな問題にはならないのですが、問題は夜間の気温が下がら無い事に有ります。
ぶどうやその他植物も、人と同じように呼吸をしており、この呼吸により光合成で蓄えたエネルギー(糖)を消費します。
夜の気温が高いままだと、折角日中に光合成によって貯めた糖を、夜間に🥵っちー!ゼーゼーハァーハァーと大量に消費し、本来着色に廻すはずの糖が減ってしまう事になります。
山の方はまだましですが、私の圃場のように平地に所在しますと、より一層深刻な問題となります。
オーロラはまだ色付きが良い方なのでましですが、ピオーネは特に酷く、昨年まで有りました古いピオーネはかなり赤い状態でした。
良く色の付いた赤ぶどう?、と思われそうな感じです😢。
今有るオーロラも、粒が大きくなり過ぎる為か少し色付きが悪いようです。
ピオーネのように赤くは無いのですが、黒かと言われると・・・🤔。
少しでも改善したいので、気休めにしかならないかもしれませんが、夕方に散水を行い木の周りの温度を少しでも下げておきます。
本当は棚上灌水の方が良いみたいですが、オーロラ1本の為にそこまで改良出来ませんので、その辺りは今後の課題としておきます。
昨年までは、どうせ一年生に毎日手灌水しますので、ついでにオーロラとピオーネをE/gポンプ+ホースで棚上散水していました。
効果の程は、ほぼ感じられませんでしたが・・・。
今年からは楽をして、スプリンクラー 散水で行います。
オーロラ7月30日に撮影。
黒と言うには🤔?ですね。
圃場2のスプリンクラーで夕方に15分〜20分程、軽く夕立が降った位のイメージでしょうか、散水してから退散するようにします。
他の品種も有りますし、収穫前に土中に多量の水分が有ると裂果を招く可能性も有りますので、水分バランスが崩れない程度に軽く散水します。
まあ乾き切ってから多量の水分はヤバイですが、程々に水分量を保ってやればまず裂果する事は無いと思います。
本当はもう少し日が陰ってからの方が好ましいのでしょうが、この暑い炎天下の中、朝6時より、3日前から行っている全木の副梢管理の残りとビニールの除去を、殆どぶっ通しで11時間行っていましたので、流石に今日は疲れました。
スプリンクラーを回して、とっとと退散です。
昨日、中国・四国地方の梅雨明け発表のニュースを耳にして居ても立ってもいられず、非常にせっかちな私は2回目のボルドー後まで我慢出来ずに、成木以外の雨除けビニールの除去を始めてしまいました。
いきなりこの暑さです・・・、早急にぶどうの木を暑さから解放してやらねばなりません。
作業日誌をあらためて見ると、昨年も2回目のボルドー前、7月28日から行っていました。
ビニール除去の様子は、又後日記事にしたいと思います。
本日の収穫・・・、45Lゴミ袋にビニールを満タン10袋分です。
非常にくたびれました😫!
梅雨が明けて、後ひと頑張り・・・伸びろ〜、と言う頃になって、一年生クイーンニーナが又、自ら伸びるのを諦めたようです😭。
先端が・・・💦、もう伸びないでしょうねえ?