Grape Fairies'blog ぶどう農家の一年

ぶどう農家の通年作業を綴るブログです。

肩決めと二股等切除と不良房の摘房

一回目のジベ処理が大体片付きましたので、急ぎ肩決めを行います。

肩部を切り落とせるのは概ね満開7日までですので、粒が大きくなり始め又果軸長が伸び出した房から急ぎ行います。

先端が二股になった房や団子になった房もこのタイミングで切除修正します。

特に二股は房作り時我慢出来ずに切除してしまいがちですが、この期に行う方が良いようです。

偉そうな事を言っていますが、私は我慢出来ずに切りやすい物は房作り時についつい切除してしまいます・・・💦。

果軸長は最大伸長て基準値8〜9cmですが、満開2週位まで伸びるのであまり意識せず、自分の美的センス😏?を信じて直感で全体的にバランス良く綺麗に見える所まで肩を切り下げます。

房作りでバッチリな房は無論行いません。

房作りを5段の物と4段の物を意識して行いましたがその辺もなるべく意識せず、全体のバランスとなるべく車三つで肩が綺麗に揃う箇所を意識して行うようにしています。

最悪肩が多少ずれていても、粒が大きくなるにつれその段差はある程度埋まりますが、最初から綺麗に揃っているに越した事は有りませんから。

あと肩幅の広い房も良く有りませんので、なるべく肩幅の落ち着く所まで切り下げます。

一段や二段で肩幅の落ち着かないような房はとっとと落としてしまいます。

最終的には大きさよりもより良い房型ですね。

とは言ってもまだまだ満足の行く房は、年にほんの数房しか出来ませんが・・・😢、まだまだ修行が足りません!

ついでに修正の効きそうに無い不良房をバシバシ落として行きます。

房が成長するにつれ惜しむ気持ちがだんだんと頭を擡げて来ますので、なるべく早いうちに除去してしまいます。

私は品質向上の為基準量の8割位に房数を制限するようにしています。

基準量は枝3本に2房ですがこれだと分かり難いので、亜主枝1mあたり6房で木1本あたりの基準量を計算し、実際の房数を数えて最終調整するようにしています。

今の段階では粒間引きの失敗その他諸々を考慮してかなり多い目に付けていますが、最終的にはあと数十房落としてしまう予定で😢、勿体ないですが・・・、その金額を考えると・・・💦。

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長過ぎて少しバランスが悪い上、肩は揃っていますが車数は2個です。

車三つで肩が揃っている一段下まで切り下げます。

まだ少し長いようにも思われますが、その下だと短くてバランスが悪いような・・・と悩みながら。

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荒粒間引きを行うと丁度良いような・・・、口で言うのは簡単ですが、なかなか難しいです。

普及所の指導員さんに見られるとまだ長い😤と言われそうですが、今年は大き目に作る分をこれで、小さ目に作る分はもう一段切り下げる位で作ってみようと思います。

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二股を切除し、肩を一段切り下げました。

この位ならば、まだまだ房型が向上する可能性は有りそうです。

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このような修正の効かなさそうた房はとっとと落としてしまいます。

私は基準値の8〜9割程度しか房を付けませんので、まだまだあと数十房は落としてしまいまわなければなりません。

あとは摘粒後様子を見ながら、房型の悪そうな物から順に袋を掛ける前には目標数に合わせます。