お彼岸商戦
9月20日
いよいよお彼岸商戦スタートです。
当園のぶどうも残り僅かとなりましたので、ここで売り切ってしまいたいと思います。
ここ2〜3日朝晩の気温が。急に下がってきたように思います。
特に今朝は冷えますね。
と、言う訳でまだ薄暗い早朝5時半に収穫をスタートしました。
お彼岸なので、全て高級お供え贈答路線で行きたいと思います。
今日明日で分ける予定でしたが、明日から天気が下り坂のようなので、今日に残り全てを出荷する事にしました。
ぶどうの収穫は非常に簡単です。
房の下を支え落ちないように気をつけて、あとは軸を切って収穫完了です。
梨などと違い、強風で揺れたぐらいでは落ちないので安心です。
果たして完売となるでしょうか?
首からぶら下げた収穫カゴ に入れていきます。
傷み等無いか確認し重量を計り、房型を見て選果します。
紙セロ(出荷用三角袋)に入れ、フルーツキャップを巻いて、箱詰して完成です。
作業場と倉庫は、圃場の貸し主さんのご好意で使わせて頂いています。
非常に助かっております。
この場をお借りして、いつもありがとうございます!!
シャイン・ロザセット贈答・お供え用
シャインマスカット一房贈答・お供え用
きらり直売所へ7時に搬入
トピア直売所へ8時半に搬入
収穫を終えたロザリオビアンコ15年生くらい?
2年生のロザを伸ばすのに妨げになるので、今年伐採予定でしたが、結構好評で直売所でも良く売れたので、もう1年作る事にしました。
さて売れ行きですが、残念ながら2箱売れ残りましたが、翌日完売となりました。
お顔を拝見出来ないのが、残念ですがこの場をお借りして、お買い上げありがとうございました。
これにて今年の収穫出荷は終了し、私のぶどう作りのサイクルも終了です。
明日からは又、来年に向かって下準備の作業が始まります。
潅水について
お彼岸も過ぎて、漸く暑さも緩んできたような気がしますね。
私は寒いのが、極端に苦手な為早くも次にやって来る寒さに怯える今日この頃です。
気持ちの良い時期はホント一瞬ですねえ。
本日は潅水についてです。
ぶどうは元々乾燥地帯の植物ですので、あまり多くの水を必要としませんが、良いぶどうを作る為にはやはり植物ですので潅水は必要です。
と偉そうな事を言って、私も分かってはいるのですが、どうしても後回しにし疎かになってしまいます。
水やりをしていると、つい立ったままウトウト、眠たくていけません。
スプリンクラー化計画を立てないといけませんね。
今年は梅雨が大幅に遅れ、一番水が必要な時期に雨で賄えて助かりましたが、かわりに日照時間の少なさが心配されました。
通常成木で5〜7日間隔、2〜3年生の幼木で3〜4日間隔、1年生は盛り土の地表が乾いたら(苗木は特に乾燥をきらいます)と言われています。
指標では20〜30mmとなっていますが、果たして20〜30mmとは???って感じですよね。
プラスして、ホンマに地中の根っこまで染み込んで届いてるんやろか???って感じです。
これが私に潅水を億劫にさせてる一番の要因なんですが・・・。
とは言え、やる事はやらないといけませんねえ。
特に1年生を勢いよく伸ばしてやる為には、水やりは必須です。
私の圃場は乾燥しやすく、表面が乾いたらと言われると、真夏なら日に2〜3回やらないといけなくなりますが、とても無理なので最低毎日1回はと心掛けていました。
今年は5月6月と雨が降らず、水やりもサボってしまったので、案の定前半は伸びが悪かったようです。
まあ後半の梅雨で一気に伸びて安心しましたが。
ホンダ製エンジンポンプ。
こいつで左に見える打ち込みの井戸から、2インチの太いサクションホースで地下水を吸い上げて、下に向かっている15mmの散水ホースで水を撒きます。
ここは小田川の川縁で、昔はこの圃場の辺りも川だったらしく、4mも打ち込むと水が良くでるようです。
余談ですが、こちらのホームセンターでは農機具や農薬が、所狭しと並べられています。
草刈り機から管理機(小型の耕運機)、斧・鍬・鎌、出荷資材、防鳥用品等農業に必要なものは、大体揃います。
大阪から越して来て初めてホームセンターを訪れた時は、見慣れない光景にかなり驚きました。
1年生の木、もうカラカラです。
だいぶ潤いました。
除草
9月17日
相変わらず暑い日が続きますね。
炎天下の作業には厳しい日が続いてます。
まあ緑が豊かなんで、大阪よりは気分的にも幾分ましなような気がしますが。
本日は除草の様子をご紹介します。
ぶどうは株元20cmに雑草を生やさなければ、もしくは腰の高さまで伸ばさなければ(病害虫が心配です)まあいいかって言う感じなんですが、見た目も悪いし、ご近所さんの迷惑になってもいけないんでシーズン中は月一で実施します。
水稲を並行してされている方や、入手ルートのある方は、圃場一面に稲藁を敷き詰めて草抑えと乾燥防止をされていますが、私は入手ルートが無い為雑草と日々戦っております。
今時はコンバインで砕いてしまう為なかなか手に入らないみたいです。
雑草は刈るだけではすぐに伸びてきますし、果樹棚の支柱の周りが刈れません。
又除草剤だけでは、枯れた草がいつまでも残ります。
不思議な事に刈った草はいつのまにか分解されて無くなってしまうんですが、枯れた草はいつまでも残ります。
なので私は除草剤と草刈りを、延べ4日かけて両方行ないます。
除草剤と聞くと心配される方もいらっしゃるかも知れませんが、農耕地用の物を使用していますのでご安心を。
農耕地用は上手く出来ていて、土に触れると効力が無くなってしまうんで、土壌に残留する事はありません。
まず圃場全面に散布します。
一週間程で効果が出て枯れてくるので、あとは刈り払い機で刈り取ります。
背負い手動噴霧器(除草専用にしています)
直近で雨が降る可能性のある時は左のラウンドアップを全く雨の心配が無い時は右のサンフーロンを使用しています。
双方共に国のお墨付き農耕地用です。
除草完了。
前回の圃場紹介の画像と比べるとかなりサッパリしていますね。
除草は大変ですが、圃場が綺麗だと気分良く仕事が出来ます。
私の圃場は水はけが良く乾燥しやすいので、草刈りをすると、土煙が凄いです。
マスクをしていても、鼻をかむと鼻水が土色です。
汚い話しですいません。
ホンダ製刈り払い機。
元自動車屋らしく、私の農機具は殆どホンダ製です。
全圃場を刈ると、あっと言う間にこんなにちびります。
草刈り機の刃も色々種類があるのですが、私はこの4枚刃を好んで使用しています。
安価で、裏表ひっくり返して使用でき、ここまでちびってなければグラインダーで簡単に研ぎ直せます。
何より防具無しで出来るのが、魅力的です。
暑い中で防具は煩わしいですからね。
時々小石が飛んできて目だけは危険なんで、保護メガネを掛けています。
あと車は要注意です。
田舎あるあるですが(ここらでは一家に一台草刈り機ですね)、草刈りで跳ねた小石が窓ガラスを粉砕します、私のプライベートカーのリアガラスは家主さんに粉々にされてしまいました。
次回の為に交換して終了です。
お隣さん(耕作放棄地)の雑草がデカくなって私の圃場にはみ出てきます。
茎が太過ぎて枯れないし、刈れません。
なのでコヤツは鉈で成敗です。
誰かが言っていました、農業は雑草との戦いじゃあと・・・。
昼からは農協出荷の共選でした。
ぶどうの出荷も佳境に入り皆さんの出荷量も増えてきました。
自動PPバンド機?の調子も悪く蒸し風呂状態の中で5時過ぎまで・・・、皆さんお疲れ様でした!😭
ピオーネの伐採
9月14日
直売所に出荷後、収穫を終えたピオーネを伐採する事にしました。
樹齢推定17年の古い木なんで、もう良いぶどうが出来ませんし、近くに新植したシャインマスカットの樹冠拡大の妨げになる為です。
暑いですが、サクサク作業を進めて行きたいと思います。
2年前に、お借りしている圃場の古い木を大半伐採しているので手慣れたものです。
ここ数日は少し暑さはましでしたが、今日は暑いですね。
午前中でも車内の温度は最高潮、デジタル時計も読めません!
老木のピオーネです。
半分は昨年切り詰めました。
まずは剪定バサミで、今年伸ばした新梢をサクサクと根元から切り落としていきます。
スッキリしましたね。
棚線にくくりつけている紐を切り、亜主枝を下ろします。
結構太くて重いです。
ここからは、チェーンソーの出番です。
ぶどうの木は然程硬くないんで手のこでも切れますが、この方が速いですね。
運びやすく燃やしやすいように細切れにしていきます。
残すは主幹、株のみです。
ぶどうの木には年輪が有りません。
ぶどうはツル科の植物なんで本当は、木では無く全て巨大な枝なんでしょうね。
さあここからは、私の強い味方ミニユンボ(油圧ショベル)です。
ヤンマーの0.5tクラスです。
中古のボロですが、秋の土作りや春の新植時に大活躍、良い仕事をする頼もしい奴です。
倉庫から圃場まで歩いて5分くらいなんですが、コイツの走行スピードは時速2kmくらいなんで、15分くらいけてノロノロ進みます。
本当は道路を走ってはいけないですが、田舎なんで・・・、内緒にしといて下さい(笑)。
まあ軽トラに積んでも150kgの積載オーバーですが。
途中一ヶ所広めの信号の無い道路を横断しないといけないんですが、左右とも見通しが悪くて、冷や汗タラタラです。
株の周りを角度を変えつつ掘り進んで行きます。
3mくらい根が張っているんで、根も掘り返して、切断していきます。
太根に引っかかるとユンボが浮き上がり、かなり怖いです。
昨年は畑の真ん中でひっくり返して往生しました。
無事確保致しました!
あとは埋め戻して完了です。
根はこれだけしか取れませんでした。
本当は全部掘り返して除去した方が良いんですが、きりが無いんでこのくらいで。
ついでに私の仕事カーの紹介です。
スズキキャリー4WD5インチリフトアップ仕様です。
田舎では良く目立ちます。
前から見ても後ろから見ても私の車だとすぐにわかるんで、悪い事は出来ないですねえ。
なにわナンバーのせいも有り3回くらい職務質問でパトカーに止められました。
お巡りさんによると、私のプライベートカーも目立つんで、マークされていたようです。
何も悪い事をしていないのにひどい話しです。
ここには警察署が無く(交番はありますが)隣の井原市からやって来ます。
平和な町です!!
直売所の風景
9月14日
先週に大阪での注文分の配達も無事終わり、ぶどうがかなり減ってきましたので、暫く直売所に出荷していなかったのですが、もうすぐお彼岸と言う事も有り、小手調べに少し出してみる事にしました。
と言う事で、本日は矢掛町の直売所を紹介してみたいと思います。
矢掛町には、直売所が2ヶ所あります。
お彼岸前の三連休初日と言う事で、少し強気のプライスを付けて出してみました。
それぞれシャイン一房箱贈答用、シャイン・ロザ二房贈答用、シャイン・ロザ2kg箱一般ギフト用を一箱づつ出してみる事にしました。
果たして見事完売できるでしょうか?
こちらがきらりと言う農協が直営している直売所です。
大きくて、場所も良く集客力も高いようです。
シーズン中は出店なども出ていて、方々からいらっしゃった多くのお客様で賑わいます。
画像は7時過ぎなんで開店前です。
9時開店ですが、8時半くらいには新鮮な野菜や果物を求めて皆さん並ばれています。
今日は10目の誕生祭と言う事で、より多くの来客が見込まれています。
中の様子です。
地元の新鮮な野菜・果物の他加工食品、生け花、民芸品、木工品、水産物などが所狭しと並べられています。
ぶどうも沢山出されていますねえ。
奥の三箱が私のぶどうです。
入り口正面のポールポジションを確保しました。
生産者搬入口です。
追加は常時可能ですが、一応搬入時間は7時から8時半です。
良い場所を確保する為に私は、5時過ぎから収穫荷造りして、7時には搬入できるようにしています。
店内では、このかなり渋い帽子(笑)を着用しないといけません。
おじいさんおばあさんでも、なかなか似合う方は見受けられませんねえ。
こちらは、私の研修先である水車の里がやっている直売所です。
店は小さいですが、コアなお客様がいらっしゃるらしく、こちらも良く売れます。
こちらも所狭しと色々な商品が並べられています。
どれも安くて新鮮ですねえ。
それでは結果発表です。
双方とも午前中に完売致しました。
水車のお客様には二房箱を追加注文頂きました。
ありがとうございました!
水車の里フルーツトピア
今日は私の研修先だった水車の里フルーツトピアの紹介です。
私は今年の7月まで2年間この施設で、ぶどう作りを勉強させて頂きました。
大変お世話になりましたと言う事で宣伝です。
矢掛GrapeTopiaはここから無断で拝借致しました(笑笑)。
矢掛町にある観光農園で梨・ぶどう・苺・桃を栽培販売しています。
バーベキュー場やアスレチックフィールドやカフェを併設しています。
秋にはぶどう狩り、冬には苺狩りも楽しめます。
少し山手にあり景色も抜群です。
近くにお越しの際は、是非お立ち寄り下さい。
来年のシーズン中は、たまに私もいます。
梨畑
かなり広いです。
春には白い花が満開になり綺麗です。
ぶどう畑
80aかなり広いです。
斜面にある為結構作業がキツイですね。
私は3シーズンここでぶどうを作りました。
来年もうワンシーズン、バイト予定です。
ピオーネ・オーロラブラック・シャインマスカット・ロザリオビアンコ・安芸クイーン・ヒロハンブルグ(もうここしか作ってない貴重品種です)・キャンベルアーリー・デラウェアを作っています。
苺のハウス栽培施設です。
苺狩りが楽しめます。
カフェ併設の売店兼事務所です。
カフェは好評だそうです。
季節ごとのフルーツパフェが良いですねえ。
簡易被覆ビニールテント撤去
9月12日
本日は雨よけのビニールテント撤去作業です。
ここ数日の残暑に比べると、今日は少し涼しくて作業もはかどります。
ぶどうは雨に打たれると病気にかかる為、春になって芽が出る前にビニールを張ります。
これのおかげでシーズン中は雨の日も作業が出来ます。
指導では、梅雨が明けると撤去するようになっているんですが(テント内が高温になる為)、やっぱり病気や特にカラスが怖いんで、収穫が終わるまで付けっ放しにします。
私は暑さ対策で天井を破って、10cm四方くらいの穴を開け、熱がこもらないようにしています。
今日は収穫の終わったオーロラブラックと若木のシャインのみ実施します。
一緒に鳥避けのネットも取り外します。
このビニール外すのへ楽なんですが、一人で張るのは結構大変で(長い所では50mくらいあります)、少しでも風に煽られるとそこらに引っかかってボロボロになったりします。
なので風の無い早朝に行いますが、3月の早朝は寒く辛い作業ですね。
防鳥ネット取り外し。
カラスは何故か色付きのぶどうにしか来ないらしので、緑のぶどうの周りには張りません。
袋掛けの袋の色の違いだと言う方もおり(色付きぶどうは白の袋を、緑系は日焼け防止に緑や茶色の袋を使います)、香りの違いだと言う方もおり、真相は定かではありません。
幸いにも私の圃場の近辺は獣害は少なく、私の所では今まで一度も被害がありませんが、少し離れた所ではハクビシンの被害や、山手では猿や猪の被害が良くあります。
苦労して作った作物を食べられるとたまったものじゃないですね。
ビニールを張った状態です。
間はマイカー線とピンチ(アルミの洗濯バサミ)で固定しています。
固定部を外すと風ですぐにめくれ上がります。
取り外し後
作業中に二番なりの房を見つけました。
遅れてでてくる房です。
余計な養分を食われるので、見つけたら除去しますが、いつのまにか又出現してきます。
これの方が美味しいと言う話を聞いた事があるので、試しに一つおいておく事にしました。
ちょっと遅すぎるかもしれませんが・・・。
追って又レポートします。
皆さんがお食べになっているぶどうの房は、色付きも緑も初めの方はこんな感じです。
開花初め(雌しべと雄しべが出ているのが、花が咲いた状態です。ぶどうは花が咲いても綺麗ではありませんね。
満開直後
少し大きくなり始めた頃です。